[トピックス]

FIT運用見直しの「新ルール」提示される

2015/01/29
(木)

経済産業省資源エネルギー庁は、太陽光など再エネの買い取りについて、北海道、東北、四国、九州、沖縄電力の接続保留問題について対応策を検討してきたが、2014年12月18日、再エネの導入量を増やすため、新しい出力制御のもとでの再エネ導入システムへの移行(表参照)、およびFIT(固定価格買取制度)の運用見直しについてとりまとめ発表した。

経済産業省資源エネルギー庁は、太陽光など再エネの買い取りについて、北海道、東北、四国、九州、沖縄電力の接続保留問題について対応策を検討してきたが、2014年12月18日、再エネの導入量を増やすため、新しい出力制御のもとでの再エネ導入システムへの移行(表参照)、およびFIT(固定価格買取制度)の運用見直しについてとりまとめ発表した。

表 電力各社の接続可能量、接続申込量の状況について

表 電力各社の接続可能量、接続申込量の状況について

〔出所 http://www.meti.go.jp/press/2014/01/20150122002/20150122002-3.pdf

FITの新ルールと運用見直しは、

  • 新たな出力制御ルール:出力抑制対象設備の拡大・時間単位での出力制御、
  • 電力会社ごとの対応方針:指定電気事業者制度の活用、
  • 買取価格の決定時期:接続申込時から接続契約時へ、
  • 再エネ導入拡大策:蓄電池の導入支援・送電網の増強、

など。

 

 その後、2015年1月22日に省令改正が行われ、1月26日より施行される(http://www.meti.go.jp/press/2014/01/20150122002/20150122002.html )。新ルールの決定を受け、接続保留をしている電力会社は、受け入れを再開する見通しである。

関連記事
新刊情報
5G NR(新無線方式)と5Gコアを徹底解説! 本書は2018年9月に出版された『5G教科書』の続編です。5G NR(新無線方式)や5GC(コア・ネットワーク)などの5G技術とネットワークの進化、5...
攻撃者視点によるハッキング体験! 本書は、IoT機器の開発者や品質保証の担当者が、攻撃者の視点に立ってセキュリティ検証を実践するための手法を、事例とともに詳細に解説したものです。実際のサンプル機器に...
本書は、ブロックチェーン技術の電力・エネルギー分野での応用に焦点を当て、その基本的な概念から、世界と日本の応用事例(実証も含む)、法規制や標準化、ビジネスモデルまで、他書では解説されていないアプリケー...