[特別レポート]

注目を集めた新標準規格を目指すAllSeen AllianceやNGMN Alliance/日立はM2Mビッグデータ分析のソリューションを展示

世界最大のモバイル業界の展示会「Mobile World Congress 2015」開催! その3
2015/03/06
(金)
SmartGridニューズレター編集部

MWC2015では、IoT/IoEにおける通信規格の標準化を推進するアライアンスの展示も目立った。ここでは、新世代のホームネットワークの規格を策定し、その普及を目指すAllSeen Allianceと、第5世代の高速モバイル通信規格「5G」の内容を検討する国際組織NGMN(Next Generation Mobile Networks) Allianceについてレポートする。
また、日立のM2M/IoT時代のネットワークソリューションについてもレポートする。

AllSeen Alliance対応の初のプロダクトも展示

米国クアルコムがリードするAllSeen Allianceは、ホームネットワークに大きなイノベーションを促進するために設立され、家庭や業界において、すべてのデバイス同士がお互いに検出しあい、IP接続を行うIoE(Internet of Everything)のためのプロトコル「AllJoin」をベースに、製品を開発・提供するアライアンスである。
 
このAllJoinは、もともとクアルコムが開発したP2P(対等通信)型のデバイス接続技術で、リナックスファウンデーション(Linux Foundation注1)が提供しており、すでにオープンソース化されている。
 
AllSeen Allianceは、ハイアール(海爾集団:中国の大手家電)、LG Electronics(韓国)、パナソニック、クアルコム、シャープ、Silicon Image(米国:半導体)、TP-LINK(中国:通信機器)の7社によって、2013年12月10日に設立された。2014年7月にはマイクロソフト(51番目のメンバー)も参加し、スマート家電やスマートホームへのビジネス展開に意欲を示しており、グーグルが主導するThread Group(スレッド・グループ)やインテルが主導するOIC(Open Interconnect Consortium、オープンインターコネクトコンソーシアム)、アップルのHomeKit(ホームキット)などを意識してこの分野への進出を狙っている。2015年3月現在、メンバーは140社を超え、なお増大している。AllSseen Allianceのプロフィールを表1に示す。
 
表1  AllSeen Allianceのプロフィール
 
MWC2015では、AllSeen Allianceの具体的成果として、冷蔵庫や照明をはじめ、オーディオなどを相互に接続したホームネットワークの展示が行われた(写真1、2)。
 
写真1 AllSeen Alliance対応の冷蔵庫(左)と冷蔵庫のドアに設置された操作パネル(右)
写真2 AllSeen Alliance対応の電球
※2015年4月から米国で発売されるAllSeen Alliance最初のプロダクト。ソケット部分に低電力Wi-Fiが組み込まれている。欧州でも7月から発売予定。
 

▼注1:Linux Foundation:2000年に設立。Linux(リナックス)の発展と協調的なソフトウェア開発を推進する非営利コンソーシアム。

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