[トピックス]

国内エネルギー消費量、3年連続で減少

— 2013年度需給実績 —
2015/05/01
(金)

 2015年4月14日、経済産業省 資源エネルギー庁は、2013年度の最終エネルギー消費量について発表した(http://www.meti.go.jp/press/2015/04/20150414004/20150414004.pdf)。それによると、前年(2012年)比1.0%減と、2011年度から3年連続で減少し、最終エネルギー消費量は13,984ペタジュール(注)であった(図参照)。

 図中の石油はシェア48.9%と消費量がもっとも多いが、2005年度比で16.0%減、前年(2012年)比でも0.6%減となっている。次に消費量の多いシェア24.9%の電力は、2005年度比で4.4%減、前年比でも0.1%減という結果であり、いずれも3年連続で減少している。

 部門別に見ると、企業・事業所他部門が同0.1%減、家庭部門が同2.6%減、運輸部門が同2.4%減であった。東日本大震災前の2010年度と比較すると4.9%減で、部門別では、企業・事業所他部門が5.4%減、家庭部門が7.4%減、運輸部門が1.5%減と、家庭の消費実績の減少が目立った。

図 エネルギー源別最終エネルギー消費の推移

図 エネルギー源別最終エネルギー消費の推移

〔出所 http://www.meti.go.jp/press/2015/04/20150414004/20150414004.pdf

関連記事
新刊情報
5G NR(新無線方式)と5Gコアを徹底解説! 本書は2018年9月に出版された『5G教科書』の続編です。5G NR(新無線方式)や5GC(コア・ネットワーク)などの5G技術とネットワークの進化、5...
攻撃者視点によるハッキング体験! 本書は、IoT機器の開発者や品質保証の担当者が、攻撃者の視点に立ってセキュリティ検証を実践するための手法を、事例とともに詳細に解説したものです。実際のサンプル機器に...
本書は、ブロックチェーン技術の電力・エネルギー分野での応用に焦点を当て、その基本的な概念から、世界と日本の応用事例(実証も含む)、法規制や標準化、ビジネスモデルまで、他書では解説されていないアプリケー...