[ニュース]

東芝、米マイクロソフトとIoTソリューションで業務提携

2015/06/03
(水)
SmartGridニューズレター編集部

2015年6月3日、株式会社東芝(以下:東芝、東京都港区)は、マイクロソフト コーポレーション(以下:マイクロソフト)と、IoT(Internet of Things)のソリューションにおける提携関係を構築することに合意し、2015年6月2日に覚書を締結したことを発表した。

同提携では、センサーなど東芝のIoTデバイスと、マイクロソフトのクラウドコンピューティングプラットフォーム「Azure」(アジュール)を連携させ、データを収集・分析することで、さまざまな課題を解決するIoTソリューションの提供を2015年中に複数の事業領域において開始する。

今回の合意に基づき、IoT機器向けアプリケーションプロセッサ「ApP LiteTM」※1、ドライビングレコーダーなどのセンシングデバイスやクラウドストレージサービスなど東芝の製品・サービスと、「Azure」を構成するIaaS、「Azure」への専用線接続サービス「Azure ExpressRoute」やデータの分析・機械学習サービス「Azure Machine Learning」など、マイクロソフトのクラウドプラットフォーム・サービスを組み合わせることにより、新たな価値を付加したIoTソリューションの開発を予定している。まずは物流市場向けに、東芝のセンシングデバイスで測定したデータを「Azure」で収集・分析するIoTソリューションの提供を2015年中に開始する。


※1:センサーなどで取得した生のデータや映像、音声情報などをそのままクラウドへ送信するのではなく、信号処理、画像認識によって転送に必要なデータを抽出することで、データ転送の負荷を軽減する東芝のアプリケーションプロセッサ。

■リンク
東芝

関連記事
新刊情報
5G NR(新無線方式)と5Gコアを徹底解説! 本書は2018年9月に出版された『5G教科書』の続編です。5G NR(新無線方式)や5GC(コア・ネットワーク)などの5G技術とネットワークの進化、5...
攻撃者視点によるハッキング体験! 本書は、IoT機器の開発者や品質保証の担当者が、攻撃者の視点に立ってセキュリティ検証を実践するための手法を、事例とともに詳細に解説したものです。実際のサンプル機器に...
本書は、ブロックチェーン技術の電力・エネルギー分野での応用に焦点を当て、その基本的な概念から、世界と日本の応用事例(実証も含む)、法規制や標準化、ビジネスモデルまで、他書では解説されていないアプリケー...