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日立など、北米で自動運転車などの市街地を想定した走行試験を開始

2015/09/25
(金)
SmartGridニューズレター編集部

2015年9月25日、株式会社日立製作所(以下:日立製作所、東京都千代田区、執行役社長 兼COO:東原敏昭)の米州地域統括会社であるHitachi America,Ltd.(以下:日立アメリカ)と日立オートモティブシステムズ株式会社(以下:日立オートモティブシステムズ、東京都千代田区、取締役社長兼 COO:関秀明)の米州地域統括会社であるHitachi Automotive Systems Americas,Inc.(以下:日立オートモティブシステムズアメリカ)は、コネクテッドカーや自動運転技術の実証を目的とした産学連携を推進する米国ミシガン大学のMobility Transformation Center(以下:MTC)などが2015年7月に開設した自動運転車やコネクテッドカーの走行実験プロジェクト「Mcity」(エムシティ)において、2015年9月より市街地を想定した走行試験を開始したことを発表した。

ミシガン大学アナーバー校のキャンパス内に位置する「Mcity」は、ミシガン大学MTCおよびミシガン州運輸省が、約1,000万ドルの投資により、32エーカー(約13万m2)の土地に建設した自動運転車やコネクテッドカーの走行実験を行うための施設であり、日立アメリカが会員として参画している。同施設では、自動運転車両が市街地走行時などで直面する複雑でさまざまな状況のシミュレーションが可能となっている。例えば、信号機や標識などが設置されているほか、雪や氷などの過酷な路面状況を含め、実際の市街地に近い環境が再現されており、自動運転車両やコネクテッドカーの実走行試験を可能にする。

日立グループはミシガン大学のMTCに参画し、「Mcity」での走行試験を推進することにより、自動駐車システムをはじめ、車線変更・高度ブレーキ支援システムなどを含めた先進運転支援システムを用いて走行試験を行うことで、自動運転技術の開発を加速させ、コネクテッドカー開発の推進を計画する。


■リンク
日立製作所
日立オートモティブシステムズ

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