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京丹後市、太陽光発電・蓄電池・災害対策BOXを備えた充電ステーションを道の駅など市内3カ所に設置完了

2015/11/20
(金)
SmartGridニューズレター編集部

2015年11月20日、京丹後市(本庁:京都府京丹後市峰山町、市長:中山  泰)は、クリーンエネルギーを活用した多様なサービスを地域展開するため、市内道の駅などの公共スペースに電動車両向け充電スタンドの設置・整備を進めており、「道の駅 てんきてんき丹後」、「道の駅 くみはまSANKAIKAN」、「宇川温泉 よし野の里」の3カ所への充電スタンドの設置が完了したことを発表した(写真1参照)。
 写真1 充電ステーション外観

設定された「道の駅 くみはまSANKAIKAN」、「宇川温泉 よし野の里」の2つの充電ステーションは、災害時など太陽光発電システムと蓄電システムの自立運転により電力供給が可能とする。当該するステーションには、電源(USBポート付OAタップ)、ラジオ、懐中電灯、軍手(10セット)を備えた災害対策BOXを付属し、災害発生時でも携帯電話・スマートフォンなどを充電することができる(図1参照)。

 図1 充電ステーション概要図

充電施設概要

施設名称/住所付属装備品 供用開始日 設置台数 付属装備品
①:道の駅 てんきてんき丹後
(京丹後市丹後町竹野313-1)
2016年1月頃
(調整中)
急速充電器1台
普通充電器1台
 
②:道の駅 くみはまSANKAIKAN
(京丹後市久美浜町浦明1709)
2015年12月1日
10時00分
急速充電器1台
普通充電器1台
太陽光発電(3.2kW)
蓄電池(7.2kWh)
災害対策BOX
③:宇川温泉 よし野の里
(京丹後市丹後町久僧1562)
2015年12月1日
13時00分
急速充電器1台
普通充電器1台
太陽光発電(3.2kW)
蓄電池(7.2kWh)
災害対策BOX

同充電ステーションには、京セラ株式会社(以下:京セラ本社、京都市伏見区、代表取締役社長:山口 悟郎)と京セラコミュニケーションシステム株式会社(以下:KCCS、京都市伏見区、代表取締役社長:佐々木 節夫)が共同開発した「ソーラーサイクルステーション for EV」を活用している。
ステーション整備は、KCCSとニチコン株式会社(以下:ニチコン、京都市中京区、代表取締役社長:吉田 茂雄)が企画・設計し、株式会社オステム(以下:オステム、京都市伏見区、代表者:岡 慶忠)が施工を担当した。
また、ニチコン製30kW急速充電器、7.2kWh蓄電システム、京セラ製多結晶シリコン太陽電池モジュール3.2kW(1カ所あたり)が採用され、京都に基盤を置く企業体によって整備されている。

京丹後市は、2015年度中にさらに市内4カ所へ充電ステーションの整備を完了する計画であり、市内でのクリーンエネルギーのさらなる利便性の向上を図るとともに、グリーン経済とスマートコミュニティの実現を目指す。


■リンク
京丹後市
京セラ
KCCS
ニチコン
オステム

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