[特別レポート]

rimOnO(リモノ)が超小型電気自動車のコンセプトモデルを発表!

― 日本初の革新的な‘軽くて柔らかい’超小型モビリティ ―
2016/06/07
(火)
インプレスSmartGridニューズレター編集部

2016年5月20日、日本発の布製超小型電気自動車「rimOnO」(リモノ)のプロトタイプ(最終目標価格40万円前後)が発表され、大きな話題を呼んでいる。
2014年9月に伊藤慎介氏(元経済産業省)と根津孝太氏(znug design・元トヨタ自動車)の2人が創業した株式会社rimOnO(リモノ)が、ドリームスデザイン株式会社、三井化学株式会社、帝人フロンティア株式会社、ローランド株式会社の開発パートナーとともに取り組んで実現できた。着せ替え可能な柔らかボディ、一般車の1/4の超小型サイズの電気自動車である。
ここでは、これまでになかった新しい概念のプロトタイプについてレポートする。

株式会社rimOnOのプロフィール

表1 株式会社rimOnO(リモノ)のプロフィール

表1 株式会社rimOnO(リモノ)のプロフィール

出所 リモノ記者発表資料より

 株式会社rimOnO(リモノ)は、経済産業省出身の伊藤慎介氏とトヨタ自動車出身の工業デザイナー(znug design代表)の根津孝太氏が、「誰でも乗れる乗り物を作り、すべての人がワクワクする毎日を過ごせる社会を作る」という志をもって、2014年9月に設立したベンチャー企業である(表1)。

 「環境に優しいライフスタイル、コンパクトな街づくり、歩行者や高齢者に優しい交通社会を実現するためには低速で走行する小型の乗り物が必ず必要になる」と考え、このたび発表した超小型電気自動車の開発に着手した。社名の“rimOnO(リモノ)”は“乗り物からNoをなくす”という理想を込めて付けられた。

超小型電気自動車“rimOnO”のコンセプト

 創業者2人の思いのこもった“rimOnO”とは、いったいどのような電気自動車なのだろうか? コンパクトに移動や駐車できる超小型電気自動車(写真1)で、まったく新しいコンセプトの乗り物となっている。

写真1 rimOnO(リモノ)の外観

写真1 rimOnO(リモノ)の外観

▲右側からリモノ株式会社 取締役(デザイン担当)根津 孝太氏(右)、代表取締役社長 伊藤 慎介氏(左)、左側は車両設計・製作を担当したドリームスデザイン株式会社メンバー (右は代表取締役 奥村 康之氏)。

 大人2人(または大人1人と子供2人)のコンパクトスペース(写真2)で、前方は乗り降りを楽にする回転シート(写真3)となっている。

写真2 rimOnOの扉を開けた様子(左)
写真3 rimOnOの前方シートを回転させた様子(右)

写真2 rimOnOの扉を開けた様子(左) 写真3 rimOnOの前方シートを回転させた様子(右)

写真4 rimOnOを後ろから見たところ

写真4 rimOnOを後ろから見たところ

写真5 rimOnOの内部。バーハンドルと持ち込み可能なナビやオーディオ

写真5 rimOnOの内部。バーハンドルと持ち込み可能なナビやオーディオ

全幅1.0m×全長2.2mで、図1からも、そのコンパクトな様子が見て取れる。後方は大きな窓で見やすいつくりとなっている(写真4)。“rimOnO”の窓には曇りを抑える親水コートが施されている。ハンドルは自転車と同じ“バーハンドル”で、ナビもオーディオも持ち込み可能になっている(写真5)。

 またボディは“布製”で、防水性の布とクッションで覆われた“柔らかボディ”で構成されており、周りの人になるべく危害を加えないような工夫がされている。防水性の布はスマートフォンのカバーのように“着せ替え”が可能で、好みのデザインの車体に簡単に“リフォーム”もできる。「徹底的にデザインのかわいさにこだわった」と伊藤・根津両氏は言う。

図1 rimOnOの平面サイズ比較

図1 rimOnOの平面サイズ比較

出所 リモノ記者発表資料より

写真6 交換式バッテリー「e-cell」

写真6 交換式バッテリー「e-cell」

 またバッテリーは、交換式のカセット型バッテリー“e-cell”(写真6)で、今後は航続距離50kmを目標としている。最高速は欧州L6e規格(後述)を意識して45km/hを目指し、現在約320kgの車重は、今後は軽量樹脂素材を積極活用して車重200kg以下の軽量化を図る(表2参照)。

表2 rimOnOの主要スペック

表2 rimOnOの主要スペック

出所 リモノ記者発表資料より

 

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