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大王製紙、バイオマス発電設備を増強しFIT制度により電力販売を開始

2016/07/22
(金)
SmartGridニューズレター編集部

2016年7月22日、大王製紙株式会社(以下:王子製紙、東京都千代田区、代表取締役社長:佐光 正義)は、バイオマス発電設備を増強し、再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT制度)を利用して電力販売を行うことを発表した。

王子製紙三島工場(愛媛県四国中央市)では、従来より、クラフトパルプ製造工程で発生するパルプ廃液(黒液)を黒液回収ボイラーで燃焼させ、エネルギー回収するバイオマス発電を行ってきた。今回、同ノウハウを生かし、工場敷地内に最新型の黒液回収バイオマスボイラーを新設し、発電した電力をFIT制度により電力会社に販売を予定する。
新設される黒液回収発電設備(発電能力:61,000kW)は、従来と比べてエネルギー効率を約5%改善することのできる最新鋭の設備を採用する。これにより、25,000t/年のCO2削減に寄与する。

事業の概要

総工費 約210億円
売上高 約70億円
発電能力 約61,000kW
事業開始時期 2019年度

 


※ 発電する電力の送電系統への接続手続きについては、現在、四国電力株式会社と検討・協議中。

■リンク
王子製紙

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