[クローズアップ]

電力自由化時代の「調整力」「同時同量」とは?

― 日本初のDRによる調達も実施へ ―
2017/07/27
(木)
インプレスSmartGridニューズレター編集部

2016年4月1日の電力小売全面自由化に伴って、電力関連事業に新規参入する事業者(ライセンス制[注1])も増え、日本の電力システムの構成やプレイヤーも大幅に変化している。また、再生可能エネルギー(以下、再エネ)由来の不安定な発電量も増大している。このような背景から、電力の需給バランスをとって、安定的に電力を供給するために、「調整力」としての電力やそれと密接な関係をもつ「同時同量」に関する制度がクローズアップされている。さらに、2017年4月1日からネガワット取引市場がスタートしたこともあって、DR(Demand Response、電力の需給管理)による調整力も注目され、日本で初めてDRによる調達も行われた。
ここでは、脚光を浴びている「調整力」の種類と役割や、「同時同量」の仕組みについて、東京大学大学院 新領域創成科学研究科 先端エネルギー工学専攻 准教授 馬場 旬平(ばば じゅんぺい)氏への取材をベースに解説する。

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