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静岡ガス、三島市、エネファームで発電した余剰電力の活用実証試験を開始

2015/08/10
(月)
SmartGridニューズレター編集部

2015年8月10日、三島市(市長:豊岡武士)と静岡ガス株式会社(以下:静岡ガス、岡市駿河区、取締役社長:戸野谷宏)は、2015年度中に家庭用燃料電池エネファーム(以下:エネファーム)で発電した余剰電力を地域で面的に活用する実証試験を開始することを発表した。

同実証試験は、株式会社ミサワホーム静岡(以下:ミサワホーム静岡、静岡市駿河区、代表取締役社長:榎本裕二)が三島市内に建築予定の新築住宅3戸にエネファームを設置し、それぞれの家庭でエネファームが生活に必要な電力を上回る発電を行い、余った電力を地域で消費する。これらの過程で省エネ効果を検証するとともに、電力売買に向けた制度設計および運用上の課題や実現性を検討する。
 図 実証試験概要

電力小売全面自由化が開始する2016年4月以降には、静岡ガスが2014年7月にPPS(新電力会社)として設立した「静岡ガス&パワー株式会社」が、同実証試験で得た運用モデルを礎とし、余剰電力を地域資源する活用を予定している。


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