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データ・アプリケーション、電気事業者向け統合EDIソフト「ACMSシリーズ」最新版を発売

2016/01/13
(水)
SmartGridニューズレター編集部

2016年1月13日、株式会社データ・アプリケーション(以下:データ・アプリケーション、東京都中央区、代表取締役社長執行役員:武田 好修)は、電力小売全面自由化に向け、電気事業者向けに統合EDIソフト「ACMSシリーズ」の最新版(バージョン4.4)を販売開始することを発表した。

同ソフトは企業内外のシステムおよびアプリケーションをシームレスに連携するB2Bインテグレーション・サーバ「ACMS E2X」と、企業間のデータ交換を行う環境を構築するB2Bサーバ「ACMS B2B」となる。最新版では、電気事業者が電力広域的運営推進機関(以下:広域機関)のシステムと連携するために必要な通信プロトコルを新たに追加し、電気事業者が行う電力託送契約の切り替え(スイッチング)を効率的に支援する。
 図 「ACMSシリーズを使ったデータの流れ」

「ACMSシリーズ」では、既に、電気事業者が各種計画情報を広域機関に提出する際のシステム連携もサポートしており、また、Webアプリケーションのブラウザ操作を自動化するオプション製品「ACMS WebAgent」では、新電力会社が行う同時同量に必要な30分電力量データを、一般送配電事業者Webアプリケーションからのダウンロードを行うこともできる。これらの3つの仕組みをACMSシリーズがワンパッケージで統合運用することで、運用効率を上げるのはもちろん運用コストを大幅に削減する。

バージョン4.4での主な新機能

  1. 通信機能強化:
    電力広域的運営推進機関スイッチング支援システムのWeb-API(SOAP)連携として、同期型HTTPクライアント機能を追加。
     
  2. 運用監視機能追加:
    同時リリースするオプション製品の「ACMS運用監視機能 V1.1」で、同期型HTTPクライアントの監視をサポート。
     
  3. 新たな稼働環境への対応:
    ・MQ:IBM WebSphere MQ V8.0
    ・DB:IBM DB2 10.5、IBM DB2 for i 7.2、PostgreSQL 9.4、富士通Symfoware Server 11.1.0/12.0.0/12.1.0

■リンク
データ・アプリケーション

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