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三菱電機、IoT技術で街のニーズにあわせた暮らしをサポートするEMSサービスを発売

2016/05/20
(金)
SmartGridニューズレター編集部

2016年5月20日、三菱電機株式会社(以下:三菱電機、東京都千代田区、執行役社長:柵山 正樹)は、IoT技術とクラウド基盤を活用し、接続したさまざまな機器の省エネ化に加えて、街のニーズにあわせた快適な暮らしをサポートするEMS(エネルギーマネジメントシステム)サービス「DIAPLANET TOWNEMS」を2016年6月に発売することを発表した。
同サービスは、「ZUTTOCITY」(兵庫県尼崎市、2018年3月全体竣工予定)※1での導入が決定している。
 図1

「DIAPLANET TOWNEMS」の特徴 (図2参照)

  1. 家庭のテレビでサービスが利用でき、簡単・身近な省エネ環境を実現
    ・各家庭でのEMSサービス利用の中心をテレビにすることで、家族全員がエネルギーマネジメントに参加しやすい環境を提供
    ・スマートフォンや共用部に設置されているデジタルサイネージにも対応させ、宅外からのサービス利用を可能にし、利便性を向上
    ・テレビとスマートフォンの双方でメッセージ交換ができる機能を持たせ、家族の気軽なコミュニケーションづくりにも貢献
    ・直感的に操作できる画面デザインにより、子どもから高齢者まで容易に利用可能
     
  2. 組み合わせ自由なサービスメニューにより、ニーズに沿った街づくりに貢献
    ・組み合わせ自由なサービスメニューにより、ニーズに沿った街づくりに貢献
    ・「選べるサービスメニュー」で、防災・交通・地域情報の表示や共用施設予約、電子回覧板など街のニーズや成長にあわせたサービスを一元化して提供でき、快適な暮らしをサポート。一例としては、共用施設を利用する際、家庭のテレビから予約できることに加えて、自宅の鍵での共用施設の施錠管理ができ、利便性と安全性を向上させる
    ・節電要請機能※2と地域通貨などのポイントサービスを連携させ、電力需要がピーク時に外出するなどの節電協力に対してポイントを付与し、そのポイントでの買い物を可能にするなど、地域経済の活性化にも貢献
    図2 イメージ画像

※1 野村不動産株式会社、JR西日本不動産開発株式会社、株式会社長谷工コーポレーションが、兵庫県尼崎市のJR塚口駅前に開発を進めている大型タウンプロジェクト

※2 一括受電事業者や地域ポイント運営会社などが発令する節電依頼通知機能と通知に応じた関連機器の自動制御機能

■リンク
三菱電機

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