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経産省、水素スタンドの普及を目指し、圧力容器の構造に関するJISを改正

2016/06/27
(月)
SmartGridニューズレター編集部

2016年6月27日、経済産業省(以下:経産省)は、水素スタンドの普及を推進する中、水素スタンドで使用可能な高強度材料の使用条件を拡大するため、日本工業規格JIS B 8265の一部を改正したことを公表した。

制定の背景・目的

先進各国では、エネルギー安定供給確保及び地球温暖化防止の観点から精力的に燃料電池自動車(以下:FCV)の開発・普及を進めている。FCV用の水素スタンドに用いられる材料は、高圧水素中においては金属材料に脆化を生じ、特に強度の高い場合に顕著となることから、使用する環境(圧力、温度等)で安全が確認され、高圧ガス保安法の技術基準を満たしたものを例として示しており、JIS等の規格を活用している。※1
その中でSUH660※2は、有望な高強度金属材料のひとつとして、2015年11月に高圧ガス保安法一般高圧ガス保安則例示基準に追加されましたが、設計根拠となる許容応力はJIS G4311(耐熱鋼棒及び線材)、JIS G4312(耐熱鋼板及び鋼帯)には常温の場合のものしか無いため、その使用温度は50℃までに限定されている。

水素スタンドでの使用温度はより高くなる場合があることから、使用可能な温度範囲を整合させることは極めて重要であるが、最近の材料評価の結果※3、SUH660について120℃までの十分な耐水素性を有することが確認された。このため、圧力容器の許容引張応力の規範となるJIS B8265(圧力容器の構造 - 一般事項)の一部を改正した。


※1 「SUS316(Ni当量品)の使用範囲拡大」、「SUH660の追加」、「C3604・C3771の追加」等、試験データの得られたものを順次例示して追加している。

※2 水素ステーション用鋼材は、50℃以上となる環境下での使用を求められる場合があるため、高温、高圧で使用可能な鋼材が求められている。SUH660は、他の材料(SUS316(Ni当量品)、SUS汎用鋼、銅合金系)と比較して、2倍程度以上高強度であることから、高温下での使用が可能になれば製品を薄肉化、小型化できるメリットがある。

※3 国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)委託事業「水素利用技術研究開発事業」(平成25~29年度)

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経産省

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