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アイ・オー・データがIoT機器の通信に向けたルーターを開発中、固定回線と携帯電話回線の両方に対応

2016/10/26
(水)
SmartGridニューズレター編集部

アイ・オー・データ機器は、IoT機器の通信に向けたルーターを開発していることを明らかにした。

アイ・オー・データ機器は2016年10月26日、IoT機器の通信に向けたルーター「マルチキャリアM2Mルーター」を開発していることを明らかにした。2016年内の発売を予定している。

図 アイ・オー・データ機器が開発中の「マルチキャリアM2Mルーター」

図 アイ・オー・データ機器が開発中の「マルチキャリアM2Mルーター」

出所 アイ・オー・データ機器

このルーターは、IoTの末端のセンサー機器などから、インターネットへの通信をルーティングする。インターネットに接続する回線として固定回線と携帯電話回線の両方に対応していることが特徴。携帯電話回線はNTTドコモとKDDIのどちらかを選んで使用する。

アイ・オー・データ機器は、携帯電話回線に対応した理由としてIoT機器の通信に携帯電話回線を利用する例が増えていることと、固定回線が停止した時のバックアップとして携帯電話回線を利用できることの2点を挙げている。

図 固定回線が停止したときは携帯電話回線で通信を続けられる

図 固定回線が停止したときは携帯電話回線で通信を続けられる

出所 アイ・オー・データ機器

このルーターは、末端の機器とルーターとの通信手段としてEthernetしか用意していないが、同社が10月5日に発表した「IoTゲートウェイボックス」を接続することで、末端の機器との間で無線LANやBluetooth Low Energy、Zigbeeなどの方式で無線通信が可能になるとしている。IoTゲートウェイボックスは2017年内の発売を目指して開発中だ。

図 IoTゲートウェイボックスを使えば末端の機器との無線通信が可能になる。図中の無線LANルーターの位置に開発中のマルチキャリアM2Mルーターを入れれば、インターネットへの接続も無線化できる

図 IoTゲートウェイボックスを使えば末端の機器との無線通信が可能になる。図中の無線LANルーターの位置に開発中のマルチキャリアM2Mルーターを入れれば、インターネットへの接続も無線化できる

出所 アイ・オー・データ機器


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アイ・オー・データ機器

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