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三菱重工の合弁会社が、ドイツ最大規模の洋上風力発電所向けに風力発電設備を受注

2017/01/18
(水)
SmartGridニューズレター編集部

三菱重工業は、デンマークのVestas Wind Systemsと合弁で設立したMHI Vestas Offshore Windが、洋上風力発電設備56基を受注したと発表した。

三菱重工業は2017年1月17日、デンマークのVestas Wind Systemsと合弁で設立したMHI Vestas Offshore Windが、デンマークDONG Energy社から洋上風力発電設備「V164-8.0MW」56基を受注したと発表した。V164-8.0MWは世界最大出力を誇る風力発電設備で、定格出力は8MW、出力を高める「パワーモード」を利用することで最大出力は8.3MWとなる。

図 世界最大出力を誇る「V164-8.0MW」

図 世界最大出力を誇る「V164-8.0MW」

出所 MHI Vestas Offshore Wind

今回受注した風力発電設備はDONG Energyがドイツで計画している「ボークム・リフグルンド2洋上風力発電プロジェクト(Borkum Riffgrund 2 Project)」に向けたもの。ドイツの北海岸から北西約57kmの北海洋上に建設を予定しているもので、合計出力は450MWとなり、ドイツ最大規模の洋上風力発電所となる。

図 ボークム・リフグルンド2洋上風力発電プロジェクトの建設予定地

図 ボークム・リフグルンド2洋上風力発電プロジェクトの建設予定地

出所 DONG Energy

MHI Vestas Offshore Windにとっては、今回の受注は会社設立後最大規模の受注となったという。設備の設置開始は2019年前半の予定。この発電所で発電した電力はドイツ国内の約46万世帯に供給する。


■リンク
三菱重工業
MHI Vestas Offshore Wind

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