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共同印刷が工場の屋根に太陽光発電システムを設置、電力は全量工場で消費

2017/01/20
(金)

共同印刷は、同社が茨城県猿島郡五霞町に保有する工場の屋根に太陽光発電システムを設置し、発電を開始したと発表した。

共同印刷は2017年1月20日、同社が茨城県猿島郡五霞町(さしまぐんごかまち)に保有する工場の屋根に太陽光発電システムを設置し、発電を開始したと発表した。一般社団法人 環境共創イニシアチブが公募した「再生可能エネルギー事業者支援事業費補助金」を利用したもので、総工費の1/3を補助金で賄った。

図 共同印刷の「五霞工場3号館」

図 共同印刷の「五霞工場3号館」

出所 共同印刷

太陽光発電システムを設置したのは共同印刷の「五霞工場3号館」の屋根の上。京セラ製の太陽光発電モジュールを915枚設置した。最大出力は247kW。年間発電量はおよそ26万kWh(260MWh)。発電した電力は全量を五霞工場で消費する。これは先述の補助金交付の条件だという。

図 五霞工場3号館の屋根の上に設置した太陽光発電モジュール

図 五霞工場3号館の屋根の上に設置した太陽光発電モジュール

出所 共同印刷

今回発電を開始した太陽光発電システムは五霞工場では2件目のものとなる。1件目は五霞工場1号館に設置したもので、2015年に発電を開始している。シャープ製のモジュールを3822枚設置したもので、最大出力は955.5kW(約1MW)。年間に約109万kWhを発電したという。一般家庭の年間消費電力量に換算するとおよそ310世帯分になる。発電した電力は再生可能エネルギーの固定価格買取制度を利用して、全量を東京電力エナジーパートナーに売電している。

五霞工場1号館の太陽光発電システムにより、共同印刷は年間でCO2排出量を約500トン削減できたという。今回発電を開始した3号館の太陽光発電システムにより、さらに年間で約120トンの削減効果が得られるとしている。


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共同印刷

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