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NTTドコモとユピテルが人工知能応用製品の共同開発で合意、第1弾はヒトとの会話に応じるロボット―車載機器への展開も

2017/01/27
(金)
SmartGridニューズレター編集部

NTTドコモとユピテルは、AIを活用した製品を共同開発することで合意した。

NTTドコモとユピテルは2017年1月26日、AIを活用した製品を共同開発することで合意した。第1弾となる製品は人間との会話に応じるロボットだ。発表日の段階では、試作機が完成したところまで開発作業が進んでいるという。

このロボットはNTTグループのAI技術「corevo」を応用したもので、対話の内容を理解するだけでなく、相手の趣味嗜好に合わせて会話することも可能だという。雑談に応じたり、会話の内容に応じて声色を使い分けることもできる。また、搭載するカメラを使って、対話の相手を顔で認識できる。

図 NTTドコモとユピテルの共同開発によるロボットの試作機

図 NTTドコモとユピテルの共同開発によるロボットの試作機

出所 NTTドコモ

IEEE 802.11b/g/n準拠の無線LAN通信機能を備え、インターネットから情報を収集する機能も持たせる。例えば、知りたいことを問いかけると、インターネット場の情報を検索して答えを返したり、ニュースや天気予報の情報を取得して、会話の際に取得した情報を反映させることもできるようになる。

図 インターネットから情報を収集し、その情報を会話に反映させることもできる

図 インターネットから情報を収集し、その情報を会話に反映させることもできる

出所 NTTドコモ

4人まで利用者を登録でき、登録時は利用者の名前、年齢、性別、趣味、好きな食べ物などの情報をロボットが抱えているタッチパネルで入力する必要がある。加えて、利用者の顔をロボットのカメラで撮影して、そのデータも登録する。

ロボットを開発、発売した後は、ユピテルが販売しているカーナビゲーションシステムなどの車載情報機器にcorevoを応用し、対話による操作や、運転車の行動を先読みした支援などのサービスを提供することも検討している。


■リンク
NTTドコモ
ユピテル

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