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北陸電力のグループ企業、福井県の日本海沿岸で風力発電所の運転を開始

2017/02/02
(木)
SmartGridニューズレター編集部

北陸電力のグループ企業である日本海発電は、福井県坂井市の日本海沿岸に建設中だった「三国風力発電所」が完成し、運転を開始したと発表した。

北陸電力のグループ企業である日本海発電は2017年2月1日、福井県坂井市の日本海沿岸に建設中だった「三国風力発電所」が完成し、運転を開始したと発表した。2015年11月から進めていた建設工事が完了した。

図 三国風力発電所の全景

図 三国風力発電所の全景

出所 北陸電力

三国風力発電所の所在地は福井県坂井市三国町黒目(みくにちょうくろめ)から三国町米納津(みくにちょうよのず)にまたがる土地。この土地は北陸電力の社有地となっており、北陸電力の調査で、風況が良く、最寄りの住宅地にも騒音の影響が及ばない風力発電に適した土地であることが明らかになっている。

図 三国風力発電所の所在地

図 三国風力発電所の所在地

出所 北陸電力

設置した風力発電設備は出力2MW(2000kW)のもの。合計で4基設置したので、合計出力は8MW(8000kW)となる。日本海発電は年間発電量を約1万4400MWh(約1440万kWh)。一般世帯の年間電力消費量に換算すると、約4600世帯分になる。

発電した電力は再生可能エネルギーの固定価格買取制度を利用して、全量を北陸電力に売電する。売電単価は1kWh当たり22円(税別)。


■リンク
日本海発電(北陸電力)

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