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GSユアサが大型リチウムイオン蓄電池を発売、地域での共用やVPPでの活用も想定

2017/02/06
(月)
SmartGridニューズレター編集部

GSユアサは、大型リチウムイオン蓄電池の新製品「ラインバック マイスター」を発売した。

GSユアサは2017年2月6日、大型リチウムイオン蓄電池の新製品「ラインバック マイスター」を発売した。価格は個別見積もり。太陽光発電所の出力吸収や、災害時の非常用電源といった用途だけでなく、地域で共用する電源という用途も想定している。複数台を連携させて仮想発電所(Virtual Power Plant:VPP)として利用することも考えられるという。

図 「ラインバック マイスター」。左側がパワーコンディショナーで、右側が蓄電池

図 「ラインバック マイスター」。左側がパワーコンディショナーで、右側が蓄電池

出所 GSユアサ

特徴は、用途に応じて蓄電容量を変えられること。同社の産業用リチウムイオン蓄電池「LIM50EN」の12セル品を追加していくことで、全体の蓄電容量を拡大していくことが可能。「LIM50EN」の12セル品1基当たりの蓄電容量は2.1kWh。

図 産業用リチウムイオン蓄電池「LIM50EN」の12セル品

図 産業用リチウムイオン蓄電池「LIM50EN」の12セル品

出所 GSユアサ

最小構成は、この蓄電池を5つ(合計で60セル)搭載したもの。蓄電容量の合計値は10.5kWhとなる。蓄電池は最大で3並列で配置できる。1並列当たり最大で、8基(合計96セル)の蓄電池を搭載できる。3並列並べると、最大で24基(合計288セル)の蓄電池を内蔵でき、この時の蓄電容量合計は50.6kWhとなる。

その他の主な仕様は以下の通り。出力電圧は単相3線で101V、あるいは202V。出力電圧が101Vの場合、出力容量は10kVA(最大10kW)。202Vの場合は20kVA(最大20kW)。電力変換効率の最大値は96.5%。これは業界最大の値になるという。

パワーコンディショナー部の外形寸法は600×800×1900mm(幅×奥行き×高さ)。蓄電池格納部の奥行きと高さはパワーコンディショナー部と共通。幅は1並列の場合400mmで、2並列になると680mm、3並列では960mmとなる。太陽光発電設備と合わせて使うことも想定して、電力系統からの充電を止め、太陽光発電モジュールからの電力だけを充電する「系統解列充電機能」も搭載する。


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GSユアサ

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