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三菱自動車、プラグインハイブリッド車「アウトランダーPHEV」を改良して再発売

2017/02/10
(金)
SmartGridニューズレター編集部

三菱自動車工業は、プラグインハイブリッド車「アウトランダーPHEV」を改良し、再発売した。

三菱自動車工業は2017年2月9日、プラグインハイブリッド車「アウトランダーPHEV」を改良し、再発売した。モーターで駆動する時間を長くするなどの改良を加えた。「M」「G Safety Package」「G Navi Package」「G Premium Package」「S Edition」の5グレード設定で、車両本体価格は365万9472円(税込)から。

図 三菱自動車工業の「アウトランダーPHEV」

図 三菱自動車工業の「アウトランダーPHEV」

出所 三菱自動車工業

今回は主に、プラグインハイブリッド車の駆動機構と予防安全技術を改良した。まず、加速時に蓄電池からの電力供給する時間を延ばした。発電するためにエンジンが始動するタイミングが遅くなり、より長い時間電力で駆動するので、燃費の改良につながる。例えば高速道路合流時に加速するときなどに今回の改良点が役立つ。

また、新しい駆動モードを設定した。従来は蓄電池の電力消費を抑える「バッテリーセーブモード」と、蓄電池への充電を促進する「バッテリーチャージモード」を設定していたが、今回の改良では可能な限り電力とモーターで駆動する「EVプライオリティモード」を設定した。このモードでは、発電のためのエンジン始動を極力抑制する。

エンジンも改良した。より短時間で始動できるように改良し、従来よりも素早くモーターへの電力供給ができるようになった。エンジンが始動する場面を極力減らしながら、いざ必要になったときは即座に動き出せるようにしたと言えるだろう。

また充電機構も改良し、およそ80%までの急速充電にかかる時間を30分程度から25分程度に短縮した。これで、時間課金制の急速充電器を利用するときの出費が減少する。

予防安全技術の改良は、最下位グレードの「Mグレード」を除く4グレードが対象になる。まず、衝突被害軽減ブレーキ(Forward Collision Mitigation system:FCM)のセンサーを従来のミリ波レーダーから変更した。新たに採用したセンサーは、カメラとレーザーレーダを併用するもの。この改良で歩行者検知機能が加わり、事故を回避する能力が上がった。また、車線逸脱警報機能も改良し、精度を向上させて警報を発するタイミングを再調整した。ちなみに、従来衝突被害軽減ブレーキに利用していたミリ波レーダーは、高速道路などで前方車両との距離を一定に保ちながら速度を自動的に調整する「レーダークルーズコントロール」に利用する。

予防安全機能のメーカーオプションも追加した。まず、高速道路など複数車線の道路を走行しているときの車線変更を支援してくれる機能「後側方車両検知警報システム(レーンチェンジアシスト機能付)」を設定した。車線を変更しようとしたときに、後側方を走る車両や、隣接する車線の後方から接近してくると予想できる車両を検知して運転車に知らせてくれる機能だ。運転車に知らせるときはドアミラーのインジケーターと警告音で知らせる。

さらに、駐車場から後退しながら出庫するときなど低速で後退する場面で、接近してくる車両や後方を横切る車両を検知する「後退時車両検知警報システム」も設定した。この機能も運転者に知らせるときはドアミラーのインジケーターと警告音を利用する。

「後側方車両検知警報システム」と「後退時車両検知警報システム」に加えて、駐車時などに前後バンパーと障害物が近づいていることを知らせる「パーキングセンサー」と、「誤発進抑制機能」をセットにしてメーカーオプションとしている。

最上位グレードである「S Edition」は、スマートフォンと連携するカーオーディオシステムを標準で搭載するようになった。Android AutoとApple CarPlayに対応しており、AndroidスマートフォンやiPhoneをUSB端子に接続することで、カーオーディオの液晶ディスプレオでスマートフォンのアプリケーションを操作できるようになる。iPhoneの「Siri」やAndroidの音声認識機能も利用できる。ハンドルから手を話すことなく、電話をかけることなどが可能になる。この機能は「G Safety Package」「G Navi Package」「G Premium Package」ではメーカーオプションとなる。

その他、ショックアブソーバーやパーキングブレーキ、フォグランプなどに改良が加わった。


■リンク
三菱自動車工業

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