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中部電力、静岡県の安倍川流域で出力7.1MWの水力発電所を新設へ

2017/03/06
(月)
SmartGridニューズレター編集部

中部電力は、静岡県の安倍川の流水を利用した「安倍川水力発電所」の建設計画を発表した。

中部電力は2017年3月2日、静岡県の安倍川(あべかわ)の流水を利用した「安倍川水力発電所」の建設計画を発表した。2019年度に着工し、2022年度に運転を開始する予定。河川の流れを止めない「流れ込み式」の発電所となる予定だ。

発電所の建設予定地は静岡県静岡市葵区(あおいく)。発電所の上流数kmの地点に高さ4mの「えん堤」を作り、えん堤の手前に導水路の入り口を作る。えん堤を超える水流は安倍川の下流に流れ、えん堤で止まった水流を脇の導水路に導く。導水路は発電所までの数kmを、安倍川の流れとは別のルートで作る。山地にトンネルを通して、なるべく高低差を付けずに発電所まで水を流す。

図 安倍川水力発電所とえん堤の建設予定地

図 安倍川水力発電所とえん堤の建設予定地

出所 中部電力

導水路の出口と発電所には約121mの高低差がある。この高低差を利用して導水路から出てきた水を勢い良く落として、発電所の水車を回して発電する。水車を回した水はそのまま安倍川の下流に流れていく。発電所には1秒間に最大で7m3の水が流れ込む。

発電所の最大出力は約7.1MW(約7100kW)。中部電力は年間発電量をおよそ38GWh(約3800万kWh)と見積もっている。一般家庭の年間電力消費量に換算すると、約1万1700世帯分に当たる。また、年間で1万8000トン程度のCO2排出量削減効果が得られる見込み。

中部電力はダムの「維持流量」を利用した水力発電所を5件運営するなど、水力発電に積極的に取り組んでいる。現在も1件の維持流量発電所の建設を進めており、2018年3月に運転を開始する予定だ(関連記事)。燃料を必要としない上、安定した発電量を期待できるからだ。中部電力は引き続き、水力発電所の建設を進める方針を示している。


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中部電力

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