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トヨタ自動車の米国研究子会社、LEXUS LS600hLを基にした自動運転技術実験車を公開

2017/03/07
(火)
SmartGridニューズレター編集部

アメリカToyota Research Instituteは2017年3月3日、自動運転技術の実験、開発のための土台となる車両を開発し、公開した。

アメリカToyota Research Institute(TRI)は2017年3月3日(現地時間)、自動運転技術の実験、開発のための土台となる車両を開発し、公開した。カリフォルニア州ソノマでTRIが開発したイベント「プリウス・チャレンジ」でのお披露目となった。TRIはトヨタ自動車の子会社で、米国を拠点として人工知能や自動運転などの研究に取り組んでいる。

公開した車両はトヨタ自動車の「LEXUS LS600hL」を基にしたもの。同車両はステアリング操作やアクセル、ブレーキ操作などを電気信号に変換し、モーターなどに届けて車両を制御する「ドライブ・バイ・ワイヤ」技術を搭載している。公開した車両では、ドライブ・バイ・ワイヤのシステムに多様なセンサーをつなげるために、接続インタフェースを備えている。多種多様なセンサーを付け替えながら試すことで、改良していくことが可能になっている

図 Toyota Research Instituteが公開した車両。「LEXUS LS600hL」を基にしている

図 Toyota Research Instituteが公開した車両。「LEXUS LS600hL」を基にしている

出所 トヨタ自動車

高精度なセンサーも搭載している。精度が高い地図情報が得られないエリアでの自動運転も想定しているため、地図に過度に依存することを避けるためだ。具体的にはLIDAR(Light Detection and Ranging:光検出、測距)やレーダー、カメラなどに性能の高いものを採用して搭載している。

今後TRIは、この車両の走行試験から技術データを取得、蓄積し、完全自動運転(レベル4)や高度運転支援(レベル3)の実用化に向けて、研究を進める。

TRIのCEOを務めるGill A. Pratt氏は、「この実験車両には、これまでの自動運転研究の成果を盛り込んだ。そして、この車両は徐々に賢くなっていくようにできている。ドライバーの運転習慣を学び、周囲のデータを収集する。インターネットへの接続技術が進展したら、ほかの自動運転車両のデータを利用するなどして賢くなっていく」と語っている。


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トヨタ自動車

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