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睡眠状態を解析して生活改善のアドバイスを提示、フィットビットの新型が登場

2017/03/08
(水)
SmartGridニューズレター編集部

フィットビット・ジャパンは、心拍計などの機能を備えるリストバンド「Fitbitシリーズ」の新製品「Fitbit Alta HR」を発表した。

フィットビット・ジャパンは2017年3月7日、心拍計などの機能を備えるリストバンド「Fitbitシリーズ」の新製品「Fitbit Alta HR」を発表した。心拍数や運動量、歩数などを検知する機能に加えて、睡眠状態を詳細に記録する機能を加えた点が特徴。蓄積したデータを分析して、睡眠に関する生活改善アドバイスを提示する機能まで備える。4月中旬から大手量販店や通販サイトで販売を始める。参考小売価格は2万1348円(税込:以下同様)。バンドの素材を変えた「スペシャルエディション」は2万5704円。

図 「Fitbit Alta HR」のカラーラインナップ

図 「Fitbit Alta HR」のカラーラインナップ

出所 フィットビット・ジャパン

睡眠状態を詳細に記録する機能は「Sleep Stages」と呼ぶ。内蔵の心拍計で心拍数の変化を捉え、加速度センサーで身体の動きを検知する。こうして得たデータを独自のアルゴリズムで処理することで、現在、睡眠のどの「段階」にあるかを判定する。睡眠の段階は「深い睡眠」「浅い睡眠」「レム睡眠」「覚醒状態」の4段階で記録する。測定結果はBluetoothでスマートフォンに送信し、スマートフォンはクラウドに送信する。スマートフォンの専用アプリや、Webサイトで結果を確認できる。

図 1回の睡眠における、睡眠段階の推移をスマートフォンで表示したところ

図 1回の睡眠における、睡眠段階の推移をスマートフォンで表示したところ

出所 フィットビット・ジャパン

睡眠のパターンは人によって異なるが、健康的に暮らしていれば大きく乱れることはない。睡眠のパターンを計測し続けることで、乱れにいち早く気づくことができ、生活改善につなげることができる。また、体調が優れないと感じるときに睡眠のパターンを計測することで原因が明らかになることもある。目覚めに体がだるいと感じるときは、深い睡眠に落ちている時間が短いことが多いという。

Fitbitシリーズの従来品にも睡眠状態を記録する機能を持つものもあるが、従来品では睡眠状態の検知に加速度センサーのみを使用し、検知した値を独自のアルゴリズムで解析することで睡眠状態を「深い眠り」「浅い眠り」「目覚めた状態」の3段階で判定していた。Fitbit Alta HRのSleep Stagesでは、心拍センサーのデータも利用することで、より高い精度で睡眠状態を計測できる。

生活改善アドバイスを提示する機能は「Sleep Insights」と呼ぶ。蓄積した睡眠状態のデータだけでなく、日中の運動状態を示すデータなど、Fitbit Alta HRで検知できるデータすべてを分析して、アドバイスを提示する。Fitbitはこの機能を開発するために、睡眠を研修している医師だけでなく、精神科医、慢性疾患の専門医を集め、Fitbitの従来製品が検知してきた膨大な睡眠に関するデータを分析したという。

Sleep Insightsは、睡眠と健康に関するアドバイスを提示する。例えば「ランニング後に睡眠したときは、ランニングをせずに眠りについたときに比べて深い眠りに落ちている時間が20分ほど長い」とか、「睡眠不足は空腹感を助長するホルモンを分泌させる。減量を望むなら十分な睡眠時間の確保を」など、睡眠から身体の変化を検知あるいは予想して、アドバイスを提示する。

図 Sleep Insightsのアドバイスをスマートフォンで表示したところ。睡眠不足は空腹感を助長するホルモンを分泌させるということをアドバイスしている

図 Sleep Insightsのアドバイスをスマートフォンで表示したところ。睡眠不足は空腹感を助長するホルモンを分泌させるということをアドバイスしている

出所 フィットビット・ジャパン

Sleep StagesとSleep Insightsは、すでに発売しているFitbitシリーズ向けにも提供する。Sleep Insightsは、睡眠状態を記録する機能を持つすべてのFitbitシリーズで利用可能になる。Sleep Stagesは今回発売するAlta HRのほか、「Blaze」と「Charge 2」でも利用できるようになる。


■リンク
フィットビット・ジャパン
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