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岩谷産業が有明に開設した水素ステーションの詳細を公開、バスと乗用車1台ずつの同時充填に対応

2017/03/21
(火)
SmartGridニューズレター編集部

岩谷産業は、新開設の水素ステーション「イワタニ水素ステーション 東京有明」の詳細を公開した。

岩谷産業は2017年3月17日、新開設の水素ステーション「イワタニ水素ステーション 東京有明」の詳細を公開した。同社はこの水素ステーションを3月6日に開設し、運営を開始している。すでに東京都交通局が、3月21日から運用を開始する燃料電池バスの水素充填に同ステーションを利用する意向を示している(関連記事)。

図 「イワタニ水素ステーション 東京有明」に、東京都交通局の燃料電池バスが停車しているところ

図 「イワタニ水素ステーション 東京有明」に、東京都交通局の燃料電池バスが停車しているところ

出所 岩谷産業

イワタニ水素ステーション 東京有明の敷地面積は約3200m2。所在地は東京都江東区有明1-8-5。水素を自動車に補給する「ディスペンサー」は3台設置している。そのうちの2台は燃料電池バス専用で、1台が乗用車用となる。このうち、同時に利用できるのは燃料電池バス用ディスペンサー1台と乗用車用ディスペンサー1台の計2台。

供給する水素は別の場所で生成し、超低温の液体にしてタンクローリーで運び込む。運び込んだ液体の水素は「液化水素ポンプ」でさらに圧縮して貯蔵する。液体にして体積を小さくし、さらに圧縮することで大量の水素を貯蔵、供給できるようになった。岩谷産業は「燃料電池バスへの本格的な水素供給が可能な国内初のステーション」としている。

車両への充填時の圧力は最大で82MPa。1時間に16台の燃料電池車に満充填できる供給能力を持つ。燃料電池バスには、1時間で最大4台を満充填できる。充填時間は燃料電池車が1台当たり3分で、燃料電池バスが1台当たり15分。

岩谷産業は、超低温の液体水素を別の形で活用することも計画している。液体水素の冷熱を冷凍機に供給することで、消費電力を抑制することを目指すという。


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岩谷産業

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