[ニュース]

京都市の燃料電池車シェアリング、料金を値下げして1年間続行へ

2017/04/06
(木)
SmartGridニューズレター編集部

タイムズモビリティネットワークスは、同社が京都市で実施している燃料電池車の有料シェアリングサービスを、1年間続行すると発表した。

タイムズモビリティネットワークスは2017年4月5日、同社が京都市で実施している燃料電池車の有料シェアリングサービスを、1年間続行すると発表した。この事業はタイムズモビリティネットワークスが京都市から委託を受けて2016年8月から展開しているもの。2017年3月24日で事業期間は終了したが、引き続き京都市から受託した。今回の事業期間は2017年4月7日から2018年3月25日。

サービス再スタートにあたって、タイムズモビリティネットワークスは利用料金を改訂した。従来は6時間までの利用料金が9000円(税込:以下同様)だったが、これを5000円に引き下げた。12時間までの料金は1万1000円から6500円に、24時間までの料金は1万3000円から7500円にそれぞれ引き下げた。1日追加の料金は1万1000円から6500円に、1時間延長の料金は1500円から1000円となった。

提供する燃料電池車はトヨタ自動車の「MIRAI」。純粋な水素を燃料とし、3分程度で空のボンベに水素を満充填できる。満充填した状態での連続走行距離はおよそ650km。シェアリングサービス向け車両は3台用意した。

図 トヨタ自動車の燃料電池車「MIRAI」

図 トヨタ自動車の燃料電池車「MIRAI」

出所 トヨタ自動車

車両貸出場所はJR京都駅南口にある「タイムズカーレンタル京都新幹線口店」。貸出受付時間は9:30~22:00で、返却受付時間は8:00~22:00。返却時に水素を充填する必要はない。ただし、返却時に燃料代として走行距離1km当たり15円を支払う必要がある。支払いは現金のみ受け付ける。

図 「タイムズカーレンタル京都新幹線口店」JR京都駅南口から徒歩で5分ほどの場所にある

図 「タイムズカーレンタル京都新幹線口店」JR京都駅南口から徒歩で5分ほどの場所にある

出所 タイムズモビリティネットワークス

タイムズモビリティネットワークスは今回の料金改定で、より幅広い層に利用してもらえると期待している。タイムズカーレンタル京都新幹線口店の利用客はおよそ7割が観光客だが、買い物などの日常利用にも使用してもらいたいとしている。


■リンク
タイムズモビリティネットワークス

TOPに戻る

関連記事
新刊情報
5G NR(新無線方式)と5Gコアを徹底解説! 本書は2018年9月に出版された『5G教科書』の続編です。5G NR(新無線方式)や5GC(コア・ネットワーク)などの5G技術とネットワークの進化、5...
攻撃者視点によるハッキング体験! 本書は、IoT機器の開発者や品質保証の担当者が、攻撃者の視点に立ってセキュリティ検証を実践するための手法を、事例とともに詳細に解説したものです。実際のサンプル機器に...
本書は、ブロックチェーン技術の電力・エネルギー分野での応用に焦点を当て、その基本的な概念から、世界と日本の応用事例(実証も含む)、法規制や標準化、ビジネスモデルまで、他書では解説されていないアプリケー...