[ニュース]

北米トヨタ、テキサス州に新築中の新本社の屋上に8.79MWのメガソーラーを設置中

2017/04/12
(水)
SmartGridニューズレター編集部

アメリカSunPower社は、トヨタ自動車の米国法人がテキサス州に新築中の新本社の屋上にメガソーラーの建設を始めたと発表した。

アメリカの太陽光発電モジュールメーカーであるSunPower社は2017年4月10日(現地時間)、Toyota Motor North America(トヨタ自動車の米国法人)がテキサス州ダラス近郊のプレイノ(Plano)市に新築中の新本社の屋上に大規模太陽光発電所(メガソーラー)の建設を始めたと発表した。

Toyota Motor North Americaはこの計画を2016年6月に明らかにしていたが、そのときは駐車場の建物3つの屋上に太陽光発電モジュールを設置して合計出力を7.75MW(7550kW)とする予定だったが、4つの駐車場の建物の屋上に設置することになり、合計出力は8.79MW(8790kW)に上がった。電気事業者を除けば、企業の建物に設置する太陽光発電所としてはテキサス州最大規模になるという。

図 Toyota Motor North Americaの建設中の新本社に太陽光発電モジュールを設置しているところ

図 Toyota Motor North Americaの建設中の新本社に太陽光発電モジュールを設置しているところ

出所 SunPower社

完成したら、アメリカンフットボールのコート10面分の面積に2万枚以上の太陽光発電モジュールが並ぶ予定。太陽光発電モジュールには、駐車場に駐車する車にとって日光の影響を軽減する効果も期待できるという。

使用する太陽光発電モジュールはSunPower社の「E-Series」。裏面を厚い銅板で補強した独自の単結晶シリコンセル「Maxeon」を搭載している製品だ。腐食や衝撃に強く、耐久性がある点が特徴。セル同士の結線も一般的な金属ケーブルではなく、樹脂で補強した独自の方式を採用しており、この点でも耐久性が高いとSunPower社はアピールしている。単結晶シリコンを採用しているため変換効率も高く、E-Seriesはおよそ20%の変換効率を発揮する。

図 SunPower社の太陽光発電セル「Maxeon」の裏側(左)。右側は一般的な太陽電池セル。Maxeonセルは厚い銅板で補強してあり、結線部も樹脂で補強している

図 SunPower社の太陽光発電セル「Maxeon」の裏側(左)。右側は一般的な太陽電池セル。Maxeonセルは厚い銅板で補強してあり、結線部も樹脂で補強している

出所 SunPower社

今回設置している太陽光発電システムは、Toyota Motor North Americaの本社で消費する電力の33%に相当する電力量を発電する。Toyota Motor North Americaは、この太陽光発電システムが発電する電力を長期に渡って、競争力のある価格でSunPower社から売電する契約を結んだ。これで、初期投資なしで太陽光発電システムを所有できるようになる契約だという。Toyota Motor North Americaの本社は2017年の中頃に完成し、入居が始まる予定だ。


■リンク
SunPower社

TOPに戻る

関連記事
新刊情報
 2015年頃より、IoT(InternetofThings)や人工知能(AI)が注目され始め、これらの技術を使って家電や自動車などあらゆるモノがネットワークにつながり、効率的な社会を創造することが期...
 いよいよ日本でも、IoT時代に必須のLPWA(Low Power wide Area、省電力型広域無線網)サービスがスタートします。  第4次産業革命に向けて、エネルギー、ヘルスケア、製造業、...
 NIST(米国国立標準技術研究所)が2009年11月に立ち上げた委員会「SGIP」(スマートグリッド相互運用性パネル)は、2013年にSGIP 2.0となり、新たな活動を展開している。  SG...