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ソーラーフロンティア、カリフォルニア州南部に完成した40MWのメガソーラーを売却

2017/04/13
(木)
SmartGridニューズレター編集部

ソーラーフロンティアは、カリフォルニア州に建設したメガソーラーを売却したと発表した。

ソーラーフロンティアは2017年4月12日、アメリカ・カリフォルニア州に建設した大規模太陽光発電所(メガソーラー)「Midway II solar power plant」を売却したと発表した。2016年7月に建設を開始し、2016年末に完成したメガソーラーだ。設計、調達、施工(EPC:Engineering、Procurement、Construction)はアメリカBlattner Energy社が担当した。売却先はアメリカの大手電力会社であるDominion Energy社。

元々、この発電所はGestamp North America社が企画していたもの。2015年4月にソーラーフロンティアが、Gestamp North America社から合計280MW規模の太陽光発電所開発案件群を取得している。「Midway II solar power plant」と、隣接する「Midway I solar power plant」はGestamp North America社から取得した案件群の一部だ。

図 「Midway I solar power plant」と「Midway II solar power plant」

図 「Midway I solar power plant」と「Midway II solar power plant」

出所 ソーラーフロンティア

Midway II solar power plantは、カリフォルニア州インペリアル郡(Imperial County, California)カリパトリア市(Calipatria)から北西に5kmほどの位置にある。敷地面積は129ha(129万m2)で、ソーラーフロンティア製のCIS薄膜太陽光発電モジュールを約24万2000枚設置した。パワーコンディショナーはスペインPower Electronics社の製品を使用した。架台には、アメリカNEXTtracker社が開発、販売している「NX Horizon」を採用した。この架台は太陽光発電モジュール背面を横断するように棒が渡してあり、その棒を軸にして回転する。最大回転角度は120°。太陽の位置に合わせて回転させることで、発電量を最大化させることを狙ったものだ。

図 NEXTtracker社の架台「NX Horizon」に設置した太陽光パネル群。背面を横断している棒を軸にして回転する

図 NEXTtracker社の架台「NX Horizon」に設置した太陽光パネル群。背面を横断している棒を軸にして回転する

出所 NEXTtracker社

Midway II solar power plantの合計出力は約40MW(4万kW)。アメリカの一般世帯の年間電力消費量にして6500件分以上の電力を発電するという。ソーラーフロンティアは年間発電量の予測値を公表していないが、米国エネルギー省(Department of Energy:DOE)エネルギー情報局(Energy Information Administration:EIA)の調べによると、アメリカの一般世帯の平均年間電力消費量は1万812kWh。この値を当てはめると、年間で70.278GWh(7027万8000kWh)以上の電力を発電する計算になる。この発電所で発電した電力はカリフォルニア州で3番目の規模の公営電力会社であるImperial Irrigation District社が25年間買い取る契約を締結している。

ちなみに、Midway II solar power plantに隣接するMidway I solar power plantは、Midway II solar power plantと同じく2016年7月に建設を開始し、2016年末に完成している。EPCをBlattner Energyが担当した点も、NEXTtracker社の架台「NX Horizon」を採用した点も同じだ。合計出力はMidway I solar power plantの方が大きく、約67MW(6万7000kW)で、カリフォルニア州北部に電力を供給しているPacific Gas & Electric社と売電契約を締結済みだ。この2件をはじめ、ソーラーフロンティアは現在、アメリカで合計400MW以上の太陽光発電所開発案件群を保有している。


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ソーラーフロンティア

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