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リコーが日本企業として初めて「RE100」に参加、2050年までに温室効果ガス排出量をゼロに

2017/04/24
(月)
SmartGridニューズレター編集部

リコーは、再生可能エネルギーのみで事業を運営することを目指す世界的な企業連合「RE100」への参加を表明した。

リコーは2017年4月21日、再生可能エネルギーのみで事業を運営することを目指す世界的な企業連合「RE100」への参加を表明した。日本企業がRE100に参加するのはこれが初めてとなる。RE100には、Apple、Coca-Cola Enterprises、Facebook、Microsoft、Royal Philips、SAPなど世界89社が参加しており、どの企業も再生可能エネルギーのみでの事業運営を達成する時期を目標として掲げている。

リコーが掲げた目標は2段構えとなっている。まず2030年までに「GHGスコープ1」と「GHGスコープ2」に当たる部分の温室効果ガス排出量を2015年比で30%削減し、「GHGスコープ3」に当たる部分は2015年比で15%削減する。そして2050年にはすべての事業活動に関わる部分で温室効果ガス排出量をゼロにすることを目指すとしている。

GHGスコープとは、企業活動に関連する温室効果ガスを分類するもので、GHGスコープ1は企業自らの活動によって排出する温室効果ガスを指し、スコープ2は他社から供給を受けた電気、熱、蒸気を消費することで発生する温室効果ガスを指す、スコープ3は事業者の活動に関連する他社が排出する温室効果ガスを指す。スコープ3は範囲が広く、事業者が販売する商品の輸送や、事業者が販売した商品を使用、廃棄したことによる温室効果ガスなども含む。

図 「GHGスコープ1」「GHGスコープ2」「GHGスコープ3」の大まかな分類

図 「GHGスコープ1」「GHGスコープ2」「GHGスコープ3」の大まかな分類

出所 環境省

リコーは温室効果ガス排出量削減に向けて、「徹底的な」省エネと再生可能エネルギーの活用を打ち出した。具体的には生産プロセスの改善、製本のエネルギー効率向上、事業所への再生可能エネルギー導入、再生可能エネルギー関連技術の開発、サプライヤーへのCO2削減活動支援などに取り組むとしている。

さらに、GHGスコープ1とGHGスコープ2の範囲については、「社会で認められている制度」も利用して相殺して「ネットゼロ」にするとしている。「グリーン電力証書」や「排出権取引」を利用すると考えられる。GHGスコープ3の範囲については、製品の省エネルギー化など、自社で取り組める施策を打ち、同時に関係企業と連携して排出量削減を進めるとしている。


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リコー

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