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CLARITY FUEL CELLがタクシーになる! 6月末から全国4カ所で運用開始

2017/05/19
(金)
SmartGridニューズレター編集部

本田技研工業は、同社の燃料電池車「CLARITY FUEL CELL」をタクシーとしての運用に向けて提供すると発表した。

本田技研工業は2017年5月18日、同社の燃料電池車(FCV)「CLARITY FUEL CELL」をタクシーとしての運用に向けて提供すると発表した。提供を受けるのは4社。東京都中央区の帝都自動車交通に2台、宮城県仙台市の仙台タクシーに1台、埼玉県さいたま市の大宮自動車に1台、神奈川県横浜市の日野交通に2台の合計6台を提供する。運行開始は6月末の予定。

図 CLARITY FUEL CELL。本体色は「クリスタルブラック・パール」。これで屋根に行灯を付ければ高級なタクシーに見えそうだ

図 CLARITY FUEL CELL。本体色は「クリスタルブラック・パール」。これで屋根に行灯を付ければ高級なタクシーに見えそうだ

出所 本田技研工業

今回供給を受ける4社はすべて、3年のリース契約でCLARITY FUEL CELLを使用する。本体価格が766万円(消費税込)となる高級車だが、政府による助成を受けられる上、自治体によっては補助金が出るので、リース費用はそれほど高くはならないという。もちろん、自動ドア設置など、タクシー仕様への改造にかかる費用はすべてタクシー会社の負担となる。

CLARITY FUEL CELLは水素を満充填した状態から、およそ750kmの走行が可能で、水素の充てんにかかる時間は3分程度。ゼロエミッション車でありながら、電気自動車のように走行距離に制限があったり、充電に時間がかかるということもない。ガソリン車と同じように扱える自動車だ。しかし、水素を充填する水素ステーションの建設が進まないという問題があった。

本田技研工業によると、水素ステーションの建設も徐々に進み始め、今回車両を提供するタクシー会社の営業エリアでも水素を充填できる環境が整った。そこで、FCVの本格普及に向けてタクシーとして運用してもらおうということになったという。本田技研工業は、FCVタクシーを運用する各社から、タクシーとして運用することで得られるさまざまなデータの供給を受け、FCVのさらなる性能向上に向けて研究開発に取り組むとしている。


■リンク
本田技研工業

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