[ニュース]

Google、衛星写真から太陽光発電導入済み住宅を解析する機能を提供開始

2017/06/15
(木)
SmartGridニューズレター編集部

Googleは、住宅の屋根への日射量を分析するサービスに、太陽光発電設備を導入済みの住宅を検知する機能を取り入れて提供を始めたと発表した。

Googleは2017年6月12日(現地時間)、住宅の屋根への日射量を分析するサービス「Project Sunroof」に、太陽光発電設備を導入済みの住宅を検知する機能を取り入れて提供を始めたと発表した。Project Sunroofは、GoogleのCarl Elkin氏が、同社の「20%ルール」で作った時間で開発したもの。Google Mapの衛星写真を利用し、住宅の屋根への日射量、太陽光発電設備を設置した場合の発電量、設備導入による電気料金低減効果、設備導入にかかる金額と回収にかかる期間などを算出してくれるサービスだ。

図 Project Sunroofは、住所を入力するとその場所にある住宅の屋根の面積や日照時間などを分析して電気料金節減効果などを算出してくれる

図 Project Sunroofは、住所を入力するとその場所にある住宅の屋根の面積や日照時間などを分析して電気料金節減効果などを算出してくれる

出所 Google

Googleは、Project Sunroofを太陽光発電設備に投資すべきか判断する材料を提供するものとして開発したとしている。そして、今回追加した機能もやはり判断の材料を提供するものになる。すでに太陽光発電設備を導入している住宅の位置と、地域における導入済みの住宅の数を知らせてくれるサービスだ。

このサービスはGoogle Mapの航空写真を機械学習で解析することで、屋根に太陽光発電モジュールがある住宅を検知し、その住宅にオレンジ色の丸印を付けて知らせるというものだ。発電量や電気料金節減効果だけを見ても太陽光発電設備の導入に積極的になれない世帯でも、近隣でどれくらいの世帯が太陽光発電設備を導入しているのかが分かれば、導入すべきかどうかの判断も違うものになる可能性が高い。

図 太陽光発電設備を導入済みの住宅にはオレンジ色の丸印を付けて表示する

図 太陽光発電設備を導入済みの住宅にはオレンジ色の丸印を付けて表示する

出所 Google

新機能で分析した結果、全米でおよそ70万世帯が太陽光発電設備を導入していることが分かったという。しかし、Googleはまだ検知できていない例もあると考えているようだ。今後も計算モデルの訓練を続けて、検出精度を上げていくとしている。


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