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関西電力、タイの工業団地内で建設中だった火力発電所が完成し商業運転を開始

2017/06/22
(木)
SmartGridニューズレター編集部

関西電力は、タイのアユタヤ県にあるロジャナ工業団地内建設していた火力発電所が完成し、商業運転を開始したと発表した。

関西電力は2017年6月20日、タイのアユタヤ県にあるロジャナ工業団地内建設していた火力発電所が完成し、商業運転を開始したと発表した。2016年10月にはすでにロジャナ工業団地内に2基の火力発電設備の建設を済ませ、3基目の建設を進めているとしていた(参考記事)。建設中だった3基目が完成し、運転を始めた。

図 ロジャナ工業団地の位置(左)と、工業団地内の3基の発電設備の位置(右)

図 ロジャナ工業団地の位置(左)と、工業団地内の3基の発電設備の位置(右)

出所 関西電力

以前から稼働していた2基の発電設備(第一発電所と第二発電所)はどちらもガスコンバインドサイクル方式で、出力は第一発電所が316MW(31万6000kW)で、第二発電所が105MW(10万5000kW)で、合計すると421MW(42万1000kW)だった。

今回完成し、商業運転を始めた「第三発電所」は、先に稼働している2基と同じくガスコンバインドサイクル方式で、出力は105MW(10万5000kW)。ただし、第三発電所建設のために、第一発電所から蒸気タービンと熱回収日イラの一部を移設した。その結果、第一発電所の出力は316MWから264MW(26万4000kW)に低下している。それでも、3つの発電設備の出力を合計すると474MW(47万4000kW)と、2基体制に比べると合計出力が1割ほど上がった。

従来は421MWのうち180MW(18万kW)で発電した電力はタイ電力公社に販売し、タイ国内の電力需要に応えてした。今回、3基目が稼働を初めて合計出力が上がったことで、タイ電力公社に売電する分を180MWから270MW(27万kw)に引き上げる計画となっている。残りの分は従来通りロジャナ工業団地内で操業している企業に供給する。発電設備の運転時に発生する蒸気も従来通り工業団地内の企業に供給する。

ロジャナ工業団地には日本企業も多く進出しており、工業を運営している。関西電力はロジャナ工業団地に電力と蒸気を安定して供給することで、ロジャナ工業団地の安定操業を支え、タイの経済発展に貢献していくとしている。


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関西電力

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