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Teslaが新型EV「Model 3」の生産を開始、7月28日には納車セレモニー開催へ

2017/07/05
(水)
SmartGridニューズレター編集部

TeslaのCEOであるElon Musk氏は、Twitterへの投稿で、「Model 3」の生産に向けた法的手続きがすべて完了したことを明かした。

TeslaのCEOであるElon Musk氏は2017年7月3日、自身のTwitterアカウントへの投稿で、Teslaの新型電気自動車(EV)「Model 3」の生産に向けた法的手続きがすべて完了したことを明かした。氏によると、予定よりも2週間早かったそうだ。これで、Model 3の生産が始まる。

図 Teslaが生産を開始した新型EV「Model 3」

図 Teslaが生産を開始した新型EV「Model 3」

出所 Tesla

さらに氏は、7月28日に納車セレモニーを開催することも明らかにした。セレモニーはModel 3としては初の納車の場となり、30人の予約者に車両を納車する予定だという。また、8月には100台を生産し、9月には1500台を生産する予定であることも明言した。

Model 3はこれまでTeslaが発売してきた高級車ではなく、普及価格帯で売り出す商品だ。価格は3万5000ドル(395万5000円:1ドル=113円で換算)からで、満充電状態でおよそ215マイル(約346km)の走行が可能。実際の日本での販売価格には、輸送コストなど諸経費が加わる見込み。それでも、これまでTeslaが販売してきたEVに比べると破格の安さと言える。2016年12月にGeneral Motorsが発売し、好評を得ている「Chevrolet Bolt EV」は車両価格が3万7495ドル(423万6935円:1ドル=113円で換算)からで、満充電状態で走行できる距離がおよそ238マイル(約383km)。TeslaのModel 3は、Bolt EVと真正面から競合する車種となる。

Teslaは2016年4月に、Model 3の予約台数が30万台を超えていることを発表している。Teslaの公式発表から1年以上経っていることを考えると、現在の予約台数は40万台を大きく超えている可能性が高い。Musk氏はやはりTwitterへの投稿で、Model 3の生産計画について12月には月産2万台に達するという見込みを明らかにしている。それでも、予約台数を考えると生産規模をさらに拡張しなければならないと考えられる。

ちなみにテスラジャパンは、Model 3の日本での納車スケジュールについて「2018年中旬以降」としている。


■リンク
Elon Musk氏のTwitterアカウント

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