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GE、オーストラリア最大の風力発電所に発電設備を供給へー最大出力は453MW

2017/08/18
(金)
SmartGridニューズレター編集部

General Electricは、オーストラリア・クイーンズランド州で計画中の風力発電所に風力発電設備を供給すると発表した。

General Electric(GE)は2017年8月17日、オーストラリア・クイーンズランド州で計画中の風力発電所「Coopers Gap Wind Farm」に風力発電設備を供給すると発表した。この風力発電所は「Powering Australian Renewables Fund(PARF)」という基金が主体となって建設している。PARFはオーストラリアの電力会社であるAGL Energy社と、Queensland Investment社が出資して設立したもの、出資比率はAGL Energy社が20%で、Queensland Investment社が80%。Coopers Gap Wind Farmは2019年に商業運転開始を予定しており、その時点でオーストラリア最大の風力発電所となる。

Coopers Gap Wind Farmはオーストラリア・クイーンズランド州のクーランガという町に建設予定。クーランガはブリスベンから北西に250kmほどのところに位置している。元々、牛の放牧などに利用していた土地だ。

図 Coopers Gap Wind Farmの建設予定地

図 Coopers Gap Wind Farmの建設予定地

出所 AGL Energy社

GEはこの発電所に合計で123基の風力発電設備を設置する。そのうち91基は出力が3.6MW(3600kW)で、風車の直径が137mのものとなる。残りの32基は出力が3.8MW(3800kW)で、風車の直径は130mとなる。GEはさらに運転開始後25年間に渡って、風力発電設備の保守サービスを提供する。

図 GEの風力発電設備

図 GEの風力発電設備

出所 General Electric

発電所全体の最大出力は453MW(45万3000kW)となる予定。年間発電量はおよそ1.51TWh(15億1000万kWh)に達するとGEは見込んでいる。これは、オーストラリアの一般的な世帯の年間電力消費量にしておよそ26万世帯分に当たる。設備利用率を計算すると38%以上になる。2016年12月に日本の経済産業省は調達価格等算定委員会で、風力発電の設備利用率をおよそ24.8%と算出している。日本に比べるとかなり風況に恵まれた環境と言えるだろう。また、この風力発電所が稼働することで、年間で118万トンにCO2削減効果も期待できるとしている。

GEは、オーストラリアが風力発電の市場としては、アメリカに次いで世界第2位の規模があると見ている。GEもアメリカに次ぐ大規模な態勢で、オーストラリアの風力発電所建設の需要に応えており、今後も商機が見込めることから、投資を続ける姿勢を示している。


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General Electric

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