[ニュース]

NTTPCコミュニケーションズ、リストバンドで作業員の健康状態を管理するサービスを提供開始

2017/08/24
(木)
SmartGridニューズレター編集部

NTTPCコミュニケーションズは、工事現場や工場などで働く作業員の健康状態を管理するサービス「みまもりがじゅ丸」の提供を始めた。

NTTPCコミュニケーションズは2017年8月23日、工事現場や工場などで働く作業員の健康状態を管理するサービス「みまもりがじゅ丸」の提供を始めた。作業員が身に付けたリストバンド型センサーで脈拍の変化を読み取り、体調悪化の兆候などを検知するサービスだ。工事現場や工場で働く作業員は人材不足が恒常化している上、作業員の高齢化も進んでいる。その結果、長時間労働が多くなり、健康を損なって事故に遭う作業員が少なくない。みまもりがじゅ丸は、事故が発生する前にその兆候の段階で食い止めることを目的としている。

使い方は簡単だ。各作業員に指定のリストバンド型センサーを着用してもらい、スマートフォンを常に携帯してもらえばよい。リストバンド型センサーがBluetooth Low Energy(BLE)でスマートフォンに脈拍検知結果を送信し、スマートフォンは携帯電話回線を経由してNTTPCコミュニケーションズが運営するクラウドにそのデータを送信する。クラウド側でデータを解析し、異常を検知したら管理者に警告を発信する。また、管理者はクラウドにWebブラウザでアクセスすることで、各作業員の健康状態を確認することも可能だ。

図 リストバンド型センサーで検知した脈拍情報はスマートフォンを経由してクラウドに届く。クラウドでデータを解析して異常を検知したら、管理者に警告を発信する

図 リストバンド型センサーで検知した脈拍情報はスマートフォンを経由してクラウドに届く。クラウドでデータを解析して異常を検知したら、管理者に警告を発信する

出所 NTTPCコミュニケーションズ

クラウド側では、受信したデータを医療の専門家の監修を受けた独自ノウハウとアルゴリズムを活用して分析する。作業員自身が気づいていない段階でも、これから体調が悪化する兆候を検知したら警告を発信し、休息などの対策を促す。作業員が身に付けるリストバンド型センサーには、セイコーエプソンの「PULSENSE PS-100シリーズ」を使用する。

図 セイコーエプソンの「PULSENSE PS-100シリーズ」。本体色とサイズがそれぞれ異なる4種類の製品がある

図 セイコーエプソンの「PULSENSE PS-100シリーズ」。本体色とサイズがそれぞれ異なる4種類の製品がある

出所 セイコーエプソン

脈拍の変化から健康状態を管理するだけでなく、作業中の危険な場面も検出する。例えば運送トラックの運転手の状態を監視しているときは、同じように脈拍が変化する場所を検知し、その場所は運転に注意が必要な場所と判定する。ほかにも、工場や工事現場における一見気付きにくい危険な作業を、脈拍の変化から検知して管理者に知らせる。さらに、APIを通したほかのシステムとの連携にも対応する。

「標準」と「シンプル」の2種類のサービスプランを用意する。利用できる機能には違いはない。標準プランにはリストバンド型センサーやスマートフォンが付属する。サービスの利用料金はどちらも月額2万円(税別)。これで10個までのセンサーを管理できる。センサーを1つ追加するごとに、月額2000円が追加で発生する。

標準プランで合わせて提供するリストバンド型センサーの価格は1つ当たり1万円。事前設定が必要なら1つにつき追加で3000円かかる。スマートフォンは1台当たり2万7000円で販売する。さらに、NTTPCコミュニケーションズが提供する携帯電話通信サービスも利用できる。通信に必要なSIMカードは1枚当たり3000円で提供し、通信料金は月額720円で固定となる。シンプルプランを利用する場合は、リストバンド型センサーとスマートフォンを自身で用意する必要がある。

NTTPCコミュニケーションズは今後、クラウドでのデータ分析に機械学習などの新たな機能を加えていき、異常を検出する精度をさらに上げていくとしている。


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NTTPCコミュニケーションズ

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