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Dysonが電気自動車市場への参入を発表、2020年の車両発売を目指して開発チームを増員中

2017/09/27
(水)
SmartGridニューズレター編集部

イギリスの家電大手Dysonは、同社のTwitterアカウントへの投稿で、電気自動車市場への参入を明らかにした。

イギリスの家電大手Dysonは2017年9月27日、同社のTwitterアカウントへの投稿で、電気自動車(EV)市場への参入を明らかにした。2020年に最初の車両を発売することを目指しているという。投稿には同社の創業者でありChief Engineerを務めるJames Dyson氏が全社員に宛てたメールのスクリーンショットが添えてある。

図 Dyson創業者のJames Dyson氏

図 Dyson創業者のJames Dyson氏

出所 Dyson

Dyson氏はEV市場への参入は同氏が常々抱いている「世界的な大気汚染を解決する方法を開発する」という熱意からのものであるとしている。氏は、各国政府が「クリーンディーゼル」車の導入を推進していたとき、自動車メーカー各社はデータを改ざんして排出ガスの規制をクリアしているかのようにだましたと非難し、その結果世界の各都市は排ガスで覆われてしまったとしている。

そして数年前、自動車メーカー各社が態度を変えない様子を見て、Dyson社内で「まったく新しい技術を使った蓄電池」の開発を始めた。Dyson氏は排ガスによる空気汚染に対する決定的な対策がEVであると、その当時から確信していたという。

図 DysonによるTwitterへの投稿

出所 Dyson

現在Dyson社内には、自動車メーカーから引き抜いた技術者を中心としたEV開発専門チームがあり、そのチームには現時点で400人以上が参加している。そしてDyson氏は「さらに積極的に技術者を集める」と付け加えている。また、Dyson氏はEV開発に向けて20億ポンド(3020億円:1ポンド=151円で換算)を投資することも明らかにした。

Dyson氏は、EV開発プロジェクトが順調に進むという見通しを明らかにしながら、これ以上の情報は明らかにできないとした。その理由として自動車業界の技術開発競争が熾烈なものであり、秘密を守るために全力を尽くさなければならないからだとしている。

James Dyson氏はまったく新しい発想で今までにない掃除機を開発し、今のDysonの基礎を作った人物だ。氏が率いるEV開発チームも、自動車業界の常識にとらわれないあっと驚くようなEVを開発するかもしれない。


■リンク
DysonのTwitterアカウント

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