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パナソニック、姫路の液晶工場で車載向けリチウムイオン蓄電池生産へ

2017/09/29
(金)
SmartGridニューズレター編集部

パナソニックは、パナソニック液晶ディスプレイ株式会社の姫路工場で、車載用リチウムイオン蓄電池の生産を始めると発表した。

パナソニックは2017年9月29日、パナソニック液晶ディスプレイ株式会社の姫路工場(兵庫県姫路市)で、車載用リチウムイオン蓄電池の生産を始めると発表した。姫路工場では2016年9月にテレビ用液晶パネルの生産を終了し、医療機器やカーナビゲーションシステムに向けた小型の液晶パネルのみを生産していた。テレビ用液晶パネルの生産終了で、工場に空きができていたが、そこを蓄電池生産に利用する形だ。2019年度の生産開始を目指して、生産設備の導入を進める。

図 パナソニック液晶ディスプレイ株式会社の姫路工場

図 パナソニック液晶ディスプレイ株式会社の姫路工場

出所 パナソニック

パナソニックは2017年1月にTeslaがネバダ州に建設した「ギガファクトリー」でリチウムイオン蓄電池セルの本格的な生産を開始している。ここで製造した電池はTeslaの定置型蓄電池と、電気自動車(EV)向けに供給している(参考記事)。2017年5月には中国遼寧省大連に車載用リチウムイオン蓄電池生産拠点を開設して、車載用リチウムイオン蓄電池の角型セルの生産を始めている(参考記事)。このほか、日本国内でも車載用リチウムイオン蓄電池を増産しており、世界的規模でリチウムイオン蓄電池の増産体制を作っている。

パナソニックは増産の理由として、世界各国で自動車に対する環境規制強化が進み、規制に対応するEVやプラグインハイブリッド車(PHEV)の市場が急激に拡大しているという点を挙げている。EVやPHEVの市場が拡大することで、電源として不可欠なリチウムイオン蓄電池の需要が大きく伸びるとの考えだろう。

姫路工場では、リチウムイオン蓄電池生産のスタート地点である「源泉工程」からパック組み立てまで一貫した製造ラインを設置する予定。そして、生産するのは車載向けの角形リチウムイオン電池。ちなみに、蓄電池の生産を始めた後も液晶パネルの生産は継続する予定。


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パナソニック

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