NTTファシリティーズは2019年2月6日、和歌山県岩出市（いわでし）に建設中だった大規模太陽光発電所（メガソーラー）「F岩出太陽光発電所」が完成し、運転を開始したと発表した。建設では、NTTファシリティーズが設計と施工管理を担当し、建築工事を淡路土建、電気工事をミライト・テクノロジーズが担当した。完成後の運営はNTTファシリティーズが受け持つ。この太陽光発電所はNTTファシリティーズにとって86カ所目の太陽光発電所となる。
図 F岩出太陽光発電所の全景
出所 NTTファシリティーズ
F岩出太陽光発電所の所在地は和歌山県岩出市根来字根来（ねごろあざねごろ）。一般の地権者から土地を賃借して運営する。敷地面積は9万2923m2（0.92923ha）。太陽光発電モジュールは中国Suntech Powerの製品を2万7580枚並べ、パワーコンディショナーは日立製作所の660kWの製品を2台、ダイセンの500kWの製品を5台採用した。 富士電機の963kWの製品を2台、990kWの製品を2台採用した。
発電所の合計最大出力は約9MW（8825.6kW）。NTTファシリティーズは、年間発電量を約10.649GWh（1064万9000kWh）と見込んでいる。一般世帯の年間電力消費量に換算すると約2960世帯分に当たる。設備利用率を計算すると約13.8％となる。発電した電力は再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度を利用して全量を関西電力に売電する。売電単価は1kWh当たり32円（税別）。
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