本田技研工業(ホンダ)の米国法人であるAmerican Honda Motorは2017年3月8日(米国時間)、ニューヨークオートショーの出展内容を一部公開した。ニューヨークオートショーは4月14日~23日に開催予定。会場はニューヨーク市マンハッタンのJacob K. Javits Convention Center。
American Honda Motorは、ニューヨークオートショーで「CLARITY」ブランドのプラグインハイブリッド車(PHEV)と電気自動車(EV)を公開すると予告している。予告には3台の自動車が写っている薄暗い画像が添えてある。
図 ニューヨークオートショーの予告に添えてある画像。3台の自動車が見える
出所 本田技研工業
CLARITYブランドのPHEVとEVは、燃料電池車「CLARITY FUEL CELL」と共通の5人乗りの車台を使用する。どちらも2017年中にアメリカで発売する予定だという。詳しい仕様は明らかにしていないが、どちらもAndroid AutoとApple CarPlayに対応するカーオーディオシステムや、安全運転支援システムを搭載するとしている。PHEVについてはもう1点、電力だけで40マイル(約64km)以上走行するということが明らかになっている。またEVは、“affordable”(手頃な価格)になるとしている。本田技研工業は、詳細についてニューヨークオートショーで明らかにするとしている。
本田技研工業は、2030年には全世界での四輪自動車の販売数の2/3をゼロエミッション車に置き換えるという目標を掲げている。本田技研工業とAmerican Honda Motorは、ニューヨークオートショーで公開するPHEVとEVに限らず、目標実現に向けて商品ラインナップの電動化を進めていく姿勢を明確にしている。