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「この世で最も美しい自動車」、Jaguar E-typeがEVに生まれ変わって登場

2017/09/11
(月)
SmartGridニューズレター編集部

イギリスJaguar Land Rover社は、1960~70年代に人気を博した「Jaguar E-type」の姿を再現した電気自動車を公開した。

イギリスJaguar Land Rover社は2017年9月7日、1960~70年代に人気を博した「Jaguar E-type」の姿を再現した電気自動車(EV)「Jaguar E-type Zero」を公開した。Jaguar E-typeは、Ferrariの創業者であるEnzo Ferrari氏が「この世で最も美しい自動車」と評するほどのデザインで一世を風靡した自動車だ。

図 Jaguar Land Rover社が公開したEV「Jaguar E-type Zero」。1960~70年代に人気を博した「Jaguar E-type」のデザインのまま、EVとして開発したものだ

図 Jaguar Land Rover社が公開したEV「Jaguar E-type Zero」。1960~70年代に人気を博した「Jaguar E-type」のデザインのまま、EVとして開発したものだ

出所 Jaguar Land Rover社

Jaguar E-typeは幾度かの改良を重ねながら、1961年~1975年にかけて販売していた車両だ。今回お披露目となったJaguar E-type Zeroは、1968年発売の「Series 1.5 Jaguar E-type Roadster」を基に、エンジンをリチウムイオン蓄電池とモーターに入れ替え、ヘッドライトをLEDに換えるなどの改造を施したものだ。基本的な車体の構造は1968年発売当時のままとし、サスペンションやブレーキなどは当時のものをそのまま使っているという。

Series 1.5 Jaguar E-type Roadsterは、直列6気筒、排気量4200ccの「Jaguar XK」エンジンを搭載していたが、Jaguar E-type Zeroのリチウムイオン蓄電池は、寸法も重量も、XKエンジンとほぼ同じ形に仕上げ、エンジンが入っていたところに搭載した。モーターは蓄電池のすぐ後ろ、基の車両のギアボックスがあった部分に搭載している。XKエンジンは1949年から1992年まで製造が続き、Jaguarを代表する車種の多くが搭載してきた。今回の手法を使えば、XKエンジンを搭載したE-typeだけでなく、「XK120」「Mk2」「XJ6」といった車種をそのままEVに改造できるという。

図 「Jaguar E-type Zero」の蓄電池とモーター。基となった車両のエンジンとギアボックスがあった場所に収めた

図 「Jaguar E-type Zero」の蓄電池とモーター。基となった車両のエンジンとギアボックスがあった場所に収めた

出所 Jaguar Land Rover社

蓄電池の蓄電容量は40kWhで、満充電状態からの走行距離はヨーロッパ標準であるNEDC(New European Driving Cycle)で270km。家庭用電源でも一晩(6~7時間)で満充電にできるという。最大出力と最大トルクは明らかになっていないが、停車状態から時速100kmまで5.5秒で加速する。これは基となった車両に比べて1秒ほど速いという。

Jaguar Land Rover社は、Jaguar E-type Zeroの提供時期などを明らかにしていないが、詳細については電話とメールで問い合わせを受け付けるとしている。


■リンク
Jaguar Land Rover社

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