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2020年にはイギリスのガソリンスタンドと充電ステーションの数が逆転、日産の現地法人が予測

2017/08/17
(木)
SmartGridニューズレター編集部

日産自動車のイギリス法人は、2020年にはイギリス国内のEV用充電ステーションの数がガソリンスタンドの数を超えるという予測を発表した。

日産自動車のイギリス法人は2017年8月3日、2020年にはイギリス国内のEV用充電ステーションの数がガソリンスタンドの数を超えるという予測を発表した。イギリスではガソリンスタンドの減少が続いており、EVの普及によってさらに減少し、代わりに充電ステーションの数が着実に伸びるという予測だ。

図 日産自動車のEV「LEAF」に充電しているところ

図 日産自動車のEV「LEAF」に充電しているところ

出所 Nissan UK

日産自動車のイギリス法人の調査によると、イギリスでは過去40年以上に渡ってガソリンスタンドの軒数は減少を続けている。1970年にはその数は3万7539軒だったが、2015年の終わりには8472軒まで減っている。この間にガソリンスタンドの数は75%減少したことになる。

一方、EV向けの充電ステーションは日産自動車が日本でLEAFを発売した翌年である2011年には数百軒ほどしかなかったが、2016年には4100軒以上と、急速に件数を伸ばしている。そして、2016年の第1四半期のEVの登録台数は1日に115台を超えた。言い換えれば、13分に1台の登録があったということになる。

そして、2020年にはガソリンスタンドの数は7870軒を下回り、充電ステーションの軒数は7900軒に達するとしている。日産自動車のイギリス法人で電気自動車部門を統括しているEdward Jones氏は「EVの販売が始まって以来、充電ステーションの数は着実に増え、EVを便利に使う環境が整うようになってきた。これから、私たちがEVの蓄電池の改良を進めることで、EVが爆発的に普及する転換点がやってくるはずだ」と語っている。

日産自動車は2016年5月に、日産アーク、東北大学、物質・材料研究機構、高輝度光科学研究センター、科学技術振興機構との共同研究で、アモルファスシリコン酸化物の原子配列構造を世界で初めて解析したと発表している。現在、リチウムイオン蓄電池の負極には黒鉛を使うのが一般的だが、アモルファスシリコン酸化物は黒鉛に代わる新材料として期待が集まっている。この技術を実用化できれば、EVの走行距離を150%伸ばせる可能性があるという。


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Nissan UK

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