▲2015年は「スマートコミュニティの“未来展望”」をテーマとして開催された。
GSGFとは
写真1 パディ・ターンブル氏
(GSGF議長/スマートグリッド・アイルランド議長/GEデジタルエナジー社 成長戦略リーダー)
6月18日、「世界の動向:系統用蓄電池、フレキシビリティ、サイバーセキュリティ」というテーマで講演が行われ、冒頭にGSGF(Global Smart Grid Federation)の議長であり、スマートグリッド・アイルランド注2議長/GEデジタルエナジー社の成長戦略リーダーも務めるパディ・ターンブル(Paddy Turnbull)氏が、GSGFの概要について説明した(写真1)。
GSGFは、スマートグリッドの課題の調査や解決、技術開発とその普及を目的に、2010年4月に設立された組織で、現在、18カ国・地域注3が参画している。2015年の重要なトピックは、スマートグリッドにおける「系統用蓄電池」「フレキシビリティ」「サイバーセキュリティ」で、各ワーキンググループ(WG)が設立されており、2015年秋には、その調査結果が公表される。これらのWGの概要を表1に示す。
表1 GSGFの系統用蓄電池WG/フレキシビリティWG/サイバーセキュリティWGの概要(敬称略)
(注1)ISGF:India Smart Grid Forum、インドにおいて、大学や産業界、電力業界などが参加し、スマートグリッドのシステムの向上、政策への提言などを目的として、2010年に組織された団体。http://indiasmartgrid.org/en/Pages/Index.aspx
(注2)SCADA:Supervisory Control And Data Acquisition、電力系統監視制御システムのこと。
〔出所 各種資料をもとに編集部作成〕
▼ 注1
GSGF:Global Smart Grid Federation、JSCA(日本)を含む18カ国・地域の団体が加盟する民間のスマートグリッド推進団体。
http://www.globalsmartgridfederation.org/
▼ 注2
アイルランドにおいて、セキュアで持続可能なスマートグリッドの構築を目標として組織された団体。http://www.smartgridireland.org/en/