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日本オラクル、中部電力へ公益業界向けメーターデータ管理アプリケーションを提供

2015/10/14
(水)
SmartGridニューズレター編集部

2015年10月14日、日本オラクル株式会社(以下:日本オラクル、東京都港区、代表執行役社長 兼 CEO:杉原博茂)は、中部電力株式会社(以下:中部電力、愛知県名古屋市、代表取締役社長:勝野哲)に、オラクルの公益業界向けメーターデータ管理アプリケーション「Oracle Utilities Meter Data Management」を導入し、同社のスマートメーター制御管理システムとして稼働していることを発表した。

日本オラクルでは、2013年4月に電力システム改革推進室を発足し、既存電力および電力事業に参入する企業向けのシステム提案を推進してきた。2015年7月には、電力業界につづき、自由化されるガス業界にも提案領域を拡充するため、電力・ガスシステム改革支援室に組織名を改め、公益業界全般におけるシステム改革支援を強化している。前出の活動のなかで、日本オラクルは、中部電力における「Oracle Utilities Meter Data Management」の導入に2013年1月に着手し、同社のスマートメーター制御管理システムの基盤として現在稼働している。

「Oracle Utilities Meter Data Management」は、通信機能およびシステムなどの検証を目的として2014年10月より中部電力管内の一部地域においてスマートメーターの設置および検証完了を経て、当初の計画どおり、2015年7月より中部電力管内全地域への設置を開始したスマートメーターのデータ管理を行い、今後、中部電力管内に設置される約1,000万台規模のスマートメーターの情報を収集・管理していく。さらに、顧客管理システムなどの他システムと連携して、料金計算や柔軟な料金メニューの提案、顧客への効率的な電気の利用サポート、電気の使用状況の「見える化」など、サービス向上などに活用される。

今回中部電力に導入した「Oracle Utilities Meter Data Management」により、CIM(Common information Model)※1、IEC(International Electrotechnical Commission)※2などの国際標準規格に対応し、大量のスマートメーターの管理を実現する。「Oracle Utilities Meter Data Management」は、世界中の公益企業での導入実績、大規模な需要家に対応できる十分な性能と拡張性、顧客管理システムや需給管理システム、顧客向け情報提供サービスなどのシステムとの柔軟な連携が可能な点などが特長となっている。


※1 CIM:電力網の情報を交換するために定義される電力業界標準の情報モデル。

※2 IEC:国際電気標準会議。電気/電子工学やそれに関連する技術についての標準化を推進する団体。 

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日本オラクル
中部電力

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