京セラら4社、兵庫県の山地で約15MWのメガソーラーを運転開始

インプレスSmartGridニューズレター編集部

2016年11月29日 0:00

京セラ、三菱総研、東京センチュリー、四電エンジニアリングの4社は、兵庫県多可郡多可町に建設中だったメガソーラーの運転を始めたと発表した。

京セラ、三菱総研、東京センチュリー、四電エンジニアリングの4社は2016年11月29日、兵庫県多可郡多可町に建設中だったメガソーラー「多可町安田郷メガソーラー発電所」の運転を始めたと発表した。建設地の敷地面積は約62ヘクタール(62万m2)で、敷設した太陽光発電モジュール京セラ製で、枚数は約5万5000枚。合計出力は約14.5MW。

図 多可町安田郷メガソーラー発電所の全体像

図 多可町安田郷メガソーラー発電所の全体像

出所 京セラ

この土地は元々、土地の造成までは済んでいたが、未利用のままで、何らかの形で有効活用を希望する声が上がっていた。そこで兵庫県は、この土地をメガソーラー候補地情報に掲載して、事業者を募集していた。京セラなど4社は、候補地情報からこの土地を見つけ、協議の結果、メガソーラーを建設するに至った。ちなみにこの土地の所有者は、地元森林組合と、民間人。建設時には一部森林を切り開いたほか、全長約3kmの自営送電線設備を設置した。

今回の事業では、東京センチュリーが費用調達を担当し、発電所の設計、施工は四電エンジニアリングが受け持った。京セラは太陽光発電モジュールと周辺機器を供給し、三菱総研は事業全体の統括とコンサルティングを担当した。事業運営は、4社が合同で出資して設立した「多可町メガソーラー合同会社」が担当する。

年間発電量は約1606万kWhとなる見込み。一般世帯の年間電力消費量に換算すると約4930世帯分になる。発電した電力は再生可能エネルギーの固定価格買取制度を利用して、全量を関西電力に売電する。売電価格は1kWh当たり36円(税抜)。


■リンク
京セラ
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東京センチュリー
四電エンジニアリング

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