[ニュース]

京セラと東京センチュリーが福井でメガソーラー運転開始、年内に日本最大の水上設置型の予定も

2016/11/07
(月)
SmartGridニューズレター編集部

東京センチュリーと京セラは、福井県坂井市に建設中だった太陽光発電所が完成し、稼働を始めたと発表した。

東京センチュリーと京セラは2016年11月7日、福井県坂井市に建設中だった太陽光発電所が完成し、稼働を始めたと発表した。建設を担当したのは東京センチュリーと京セラが共同出資して設立した「京セラTCLソーラー合同会社」。稼働開始後の運営、保守などもこの会社が担当する。持株比率は東京センチュリーが81%で、京セラが19%。

今回稼働を始めたのは「ボートレース三国」の駐車場敷地内に建設していたた「福井・三国第一メガソーラー発電所」と「福井・三国第二メガソーラー発電所」。出力はそれぞれ2.3MWと1.1MW。

図 福井・三国第一メガソーラー発電所(左)と福井・三国第二メガソーラー発電所(右)

図 福井・三国第一メガソーラー発電所(左)と福井・三国第二メガソーラー発電所(右)

出所 東京センチュリー

福井・三国第一メガソーラー発電所は、敷地面積が約5万5400m2で、設置した太陽光発電パネルは1万200枚。すべて京セラ製のものを使っている。年間発電量は約255万kWhとなると予想している。これは一般家庭の電力消費量に換算すると約780世帯分になる。

福井・三国第二メガソーラー発電所では、約2万2800m2の敷地に4800枚の太陽光発電パネルを設置した。これもすべて京セラ製を採用した。年間発電量は約132万kWhに達すると予想している。一般家庭の電力消費量に換算すると約400世帯分になる。第一、第二ともに、発電した電力は全量を北陸電力に売電する。

京セラTCLソーラーは2017年中にもう1カ所、太陽光発電所の稼働を始める予定。この太陽光発電所は千葉県市原市にある山倉ダムの水上に設置するもので、出力は13.7MW。国内の水上設置型太陽光発電所としては、最大のものになる。


■リンク
東京センチュリー

TOPに戻る
最新ニュース一覧

関連記事
新刊情報
5G NR(新無線方式)と5Gコアを徹底解説! 本書は2018年9月に出版された『5G教科書』の続編です。5G NR(新無線方式)や5GC(コア・ネットワーク)などの5G技術とネットワークの進化、5...
攻撃者視点によるハッキング体験! 本書は、IoT機器の開発者や品質保証の担当者が、攻撃者の視点に立ってセキュリティ検証を実践するための手法を、事例とともに詳細に解説したものです。実際のサンプル機器に...
本書は、ブロックチェーン技術の電力・エネルギー分野での応用に焦点を当て、その基本的な概念から、世界と日本の応用事例(実証も含む)、法規制や標準化、ビジネスモデルまで、他書では解説されていないアプリケー...