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岩谷産業が関連会社の液化水素製造能力を増強へ、燃料電池車やバス向けの需要増を見込む

2017/05/12
(金)
SmartGridニューズレター編集部

岩谷産業は、関連会社である「株式会社ハイドロエッジ」の液化水素製造ラインを増強し、生産能力を引き上げると発表した。

岩谷産業は2017年5月10日、関連会社である「株式会社ハイドロエッジ」の液化水素製造ラインを増強し、生産能力を引き上げると発表した。株式会社ハイドロエッジは2004年4月に岩谷産業、関西電力、堺LNGが共同出資して設立した企業。2006年3月から液化水素の製造を始めている。出資比率は岩谷産業が50%、関西電力が39.8%、堺LNGが10.2%。

図 ハイドロエッジの水素製造プラント

図 ハイドロエッジの水素製造プラント

出所 岩谷産業

ハイドロエッジは大阪府堺市に保有するプラントで液化水素を製造している。液化天然ガス(Liquefied Natural Gas:LNG)を天然ガスの状態にして、水蒸気を利用して改質することで水素を製造している。さらに、マイナス163℃で液状になっているLNGの冷熱を利用して、水素を液体にして液化水素としている。

現行の水素製造設備は、1時間当たりの生産能力が3000リットルのものを2系統となっており、合計の製造能力は1時間当たり6000リットルとなっている。今回の設備増強では、あらたに1時間当たり3000リットル製造できる設備を増設し、合計生産能力を1時間当たり9000リットルとする。増設設備の稼働開始は2019年7月の予定。

製造能力増強の理由としては、種子島宇宙センターから打ち上げるロケットの燃料として使用する分、半導体製造過程で使用する分、化学工場で使用する分など、産業用途での需要が年々増加しているという点を挙げた。さらに、燃料電池車や燃料電池バスによる消費量が今後大幅に伸びるという考えもあるとしている。


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岩谷産業

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