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話しかけるだけで家電を制御、「au HOME」が新機能を追加―サービス提供対象も拡大

2017/11/21
(火)
SmartGridニューズレター編集部

KDDIは、一般世帯向けサービス「au HOME」に新機能を追加した。

KDDIは2017年11月21日、一般世帯向けサービス「au HOME」に新機能を追加した。au HOMEは5月に発表し、7月に提供を開始したサービスで、自宅に取り付けた人感センサー、温湿度センサー、ドアや引き戸の開閉を検知するセンサーなどの検出結果を外出先からスマートフォンで確認可能にするもの。カメラを取り付けて、外出先から自宅の中の様子を確認することも可能だ(参考記事)。

今回の機能追加で、自宅に設置する機器が2種類増えた。1つ目は「スマートプラグ」。コンセントと家電機器の電源プラグの間に挟むことで、家電機器の消費電力量を計測する。計測結果はすでにKDDIが発売している各種センサーと同様に「Z-Wave」の無線通信でゲートウェイに送信する。販売価格は5500円(税別:以下同様)。

もう1つは「赤外線リモコン」。9社のエアコン、12社のテレビ、17社の家庭用シーリングライトに対応し、対象家電機器にそれぞれ合わせた赤外線リモコンの信号を送ることで、稼働、停止、設定変更などが可能になる(対象機器の詳細はこちら)。ゲートウェイとは無線LANで通信し、家電操作の指示を受ける。販売価格は7800円。KDDIはスマートプラグと赤外線リモコンをセットにして「おすすめセットプラン(家電コントロールセット)」として、1万1760円で提供する。スマートプラグ、赤外線リモコン、家電コントロールセットともに、11月28日から注文を受け付ける。

図 「赤外線リモコン」をリビングに設置したところ。小さい本体とシンプルなデザインで部屋の雰囲気の溶け込んでいる

図 「赤外線リモコン」をリビングに設置したところ。小さい本体とシンプルなデザインで部屋の雰囲気の溶け込んでいる

出所 KDDI

また、au HOMEはGoogleのAIスピーカー「Google Home」「Google Home Mini」に対応する。これで、話しかけるだけで赤外線リモコンを動作させ、家電製品を制御することが可能になった。エアコンと照明の音声による操作は11月28日から、テレビの操作は2018年1月以降に対応開始の予定。

図 GoogleのAIスピーカー「Google Home」(右)と「Google Home Mini」(左)

図 GoogleのAIスピーカー「Google Home」(右)と「Google Home Mini」(左)

出所 Google

そして、これまでau HOMEの提供対象をKDDIが提供している家庭向け光回線サービス「auひかり」の利用者に限定していたが、これをauの携帯電話の利用者まで拡大する。それに伴って、Z-Wave通信と無線LAN通信のゲートウェイ「無線通信アダプタ」も発売する。立方体の小さな箱に電源プラグがくっついた形をしており、コンセントに挿せば利用できる。月額利用料金に初期費用2000円を追加で支払えば、無線通信アダプタを利用できる。

また、KDDIはau HOMEの環境で新たな機器、サービスを開発するパートナー企業を募るプログラム「with HOME」を開始した。すでの住宅業界、ケーブルテレビ事業者など20社以上が賛同している。


■リンク
KDDI

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