トヨタ自動車は2016年11月17日、同社が開発を進めてきた燃料電池技術を大型トラック(セミトレーラー)に搭載することを想定した調査を開始した。アメリカのカリフォルニア州で、技術、事業の両面から実現可能性を探る。
図 燃料電池を搭載した大型トラックのイメージ
出所 トヨタ自動車
トヨタ自動車は燃料電池車を「究極のエコカー」「ゼロエミッション車の本命」と位置づけ、重点的に開発を進めている。2014年12月に発売した「MIRAI」はその成果と言える。また、2017年の早い時期には燃料電池バス「トヨタFCバス」を東京都交通局に納車する予定だ。
今回の調査は、大型トラックに燃料電池を搭載することで「貨物輸送におけるゼロエミッション」を目指すもの。今後も燃料電池車に力を注いでいくという姿勢が現れた活動と言えるだろう。トヨタ自動車は引き続き「水素社会」の実現に向けて、グループ一体となって開発を加速させるとしている。
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