アメリカAurora Innovationは2019年2月7日(アメリカ太平洋標準時間)、シリーズBラウンドで5億3000万ドルを調達したと発表した。アメリカのベンチャーキャピタルであるSequoia Capitalが取りまとめ役となり、Amazonも共同で出資した。さらに、アメリカの資産運用会社であるT. Rowe Price Associatesの助言を受けたファンドなども出資した。
図 Aurora Innovationが開発した自動運転設備を搭載した自動車
出所 Aurora Innovation
Aurora Innovationは2016年に、Chris Urmson氏(現Chief Product Officer)、Sterling Anderson氏(現Chief Product Officer)、Drew Bagnell氏(現Chief Technical Officer)が開設したスタートアップだ。Urmson氏はAlphabetで自動運転の技術責任者を務めた経験があり、Anderson氏はTeslaで「Model X」のデザインと開発を指揮した。Bagnell氏はカーネギーメロン大学ロボット工学研究所の准教授を務め、UberでAdvanced Technology Centerの開設に携わった経験を持つ。
本社はカリフォルニア州パロアルトに置き、ロボット工学や機械学習技術などを活用して自動運転技術の開発に取り組んでいる。同社は、自動運転技術は複雑なものであり、厳格なエンジニアリングと革新的な機械学習技術が必要であり、同社のチームはどちらにも熟達しているとしている。