[スペシャルインタビュー]

ZTEジャパン社長 索東輝氏にZTEのモバイル戦略を聞く! =世界初のTD-LTE基地局からAndroid端末まで=

2010/08/17
(火)
SmartGridニューズレター編集部

中国・深圳に本社を置き、通信機器とネットワーク・ソリューションを提供する国際的な大手ベンダーであるZTE Corporation(ゼット・ティー・イーコーポレーション。中興通訊)は、「ワイヤレスジャパン2010」(東京ビッグサイト、2010年7月14日〜16日)において、世界初の次世代の商用の「TD-LTE」基地局からAndroid端末(スマートフォン)に至るまで最新の製品群を出展・デモし、大きな注目を集めた。
ここでは、ZTEジャパン(株)の代表取締役社長 索 東輝(Suo Dong Hui、スオ ドンフイ)氏に、ZTE社の製品群や日本におけるモバイル・ビジネス戦略などをお聞きした。

ZTEジャパン社長 索東輝氏にZTEのモバイル戦略を聞く! =世界初のTD-LTE基地局からAndroid端末まで=

≪1≫ZTE社:3Gでは中国市場で第1位、通信機器メーカーとしては世界第5位

■ 最初にZTEとはどのような会社でしょうか、簡単にプロフィールをお話しいただけますか。

索(スオ) 当社(ZTE、注1)は、25年前の1985年に、中国の広東省深圳市(しんせんし)に設立し、1997年に深圳証券取引所、2004年には香港証券取引所に上場している大手の民間企業で、通信機器や携帯端末など携帯通信ネットワークに関するものほぼすべてを総合的に提供しています(表1)

現在、ビジネス拠点として海外に107支店をもち、世界160カ国の通信事業者(キャリア)500社と取引を行っています(写真1)

また、中国、米国、スウェーデン、インド、パキスタンなど世界の15カ所に研究開発(R&D)施設をもち、年間売上(2009年の場合:88億ドル、前年比36%増)の10%をR&D分野に投資しています。

ビジネスの実績としましては、中国の3G市場で36%と第1位のマーケットシェアをもっており、通信機器メーカーとしては世界第5位のシェアを獲得しています。


表1 ZTE CorporationとZTEジャパンの会社概要(2010年7月現在)
項 目 内 容
1 ZTE Corporation
会社名 ZTE Corporation(中国語表記:中興通訊 股份有限公司)
URL:http://wwwen.zte.com.cn/en/
設立 1985年
本社所在地 中国広東省深圳市(しんせんし)
代表者名 董事長(とうじちょう。会長):侯為貴(Hou WeiGui、ホウ ウェイグウェイ)
総裁 (社長):史立栄(Shi Lirong、シー リーロン)
拠点数 海外107支社
従業員数 約70,000人
主要取引先 世界160ヵ国のキャリア500社と取引
実績 ①中国の3G市場で36%のマーケットシェア(第1位)
②中国最大手の通信機器メーカー(世界5位)
特許申請数 26000件(2010年7月現在)
売上高(1月〜12月) 2009年:88億ドル(2008年比36.1%増)
2 ZTE ジャパン株式会社
会社名 ZTEジャパン株式会社(ゼット・ティー・イー ジャパン)
本社所在地 〒105-0001 東京都港区虎ノ門40MTビル6F
設立 2008年4月
代表者 代表取締役社長:索 東輝(Suo Dong Hui、スオ ドンフイ)
主な取引先 ウィルコム、日本通信、ソフトバンク等


写真1 ZTEのモバイル・ブロードバンドのグローバルな展開(クリックで拡大)

写真1 ZTEのモバイル・ブロードバンドのグローバルな展開


注1 ZTEという名称について:ZTE(中興通訊)は、Zhong Xing(中興) Telecommunication (通信=通訊)Equipment(装置) Company Limited)の略である。中興(ちゅうこう)とは、「途絶えていたものを復興させる」という意味があるが、日本の「明治、昭和、平成」などのような中国の元号でもありそれを社名に冠して使用されることがある(例えば日本では、昭和通信株式会社、明治通信株式会社のような会社名)。また、「有限公司」とは一般に日本の「株式会社」を意味するが、「股份有限公司」とは一定額以上の資本金をもつ大きな会社に限られて使用される。


■ 今回、LTE、特に世界初の商用向けTD-LTE基地局(写真2、写真3)も展示され注目を集めていますね。


写真2 左からZXSDR R8962:TD-LTE eNodeB(LTE基地局)、リモート無線ユニット(クリックで拡大)

写真2 左からZXSDR R8962:TD-LTE eNodeB(LTE基地局)、リモート無線ユニット

ZXTR R8928:TD-LTE eNodeB、リモート無線ユニット。
右下は、ZXSDR R8300:TD-LTE eNodeB、ベースバンドユニット。
〔参考 http://wwwen.zte.com.cn/en/press_center/news/201006/t20100607_186021.html


写真3 LTEにおけるトータルソリューションの提供(クリックで拡大)

写真3 LTEにおけるトータルソリューションの提供


索(スオ) はい。来場者の関心がたいへん高くうれしく思っています。現在、中国では2GのGSMの市場がまだ大きいのですか、3Gに向けた市場が急速に拡大しています。中国の第3世代のモバイル・ブロードバンド・サービスは、現在、政府のライセンスを受けた、

(1)TD-SCDMA方式(TDD方式)のサービスを提供するチャイナ・モバイル(中国移動、China Mobile)
(2)CDMA2000方式(FDD方式)のサービスを提供するチャイナ・テレコム(中国電信、China Telecom)
(3)WCDMA方式(FDD方式)のサービスを提供するチャイナ・ユニコム(中国聯通、China Unicom)

という3大モバイル・キャリアから提供されています。

索 東輝(スオ ドン フイ)氏(ZTEジャパン 代表取締役社長)
索 東輝(スオ ドン フイ)氏
(ZTEジャパン 代表取締役社長)

これらのモバイル・キャリアには、ZTEからも通信機器をはじめ多くの製品が納入されています。

この中で、TD-SCDMA方式については、ZTEはすでにチャイナ・モバイルに製品を納入し稼働しています。このチャイナ・モバイルでは、TD-SCDMAの次世代モバイル・システムとしてTD-LTE方式が選択され、2009年からTD-LTEに関して、オペレータ(チャイナ・モバイル)が主催するラボ試験や製造試験などが行われてきました。これにZTEも参加し、それらの試験のすべてに合格しました。

この試験には、ZTE以外に、ファーウェイ(華為技術)、モトローラ、シーメンス、アルカテル・ルーセント、ダタンテレコム(大唐電信)などの多くのベンダーが参加しました。

最近、チャイナ・モバイルは、TD-LTEの導入を早めてきているため、2010年後半から全国3都市で大規模な実証試験を開始する予定となっています。現在、北京をはじめ上海や他の多くの都市がTD-LTEの実証試験の候補にあがっています。

■ ZTEが、日本でTD-LTEのビジネスを展開される可能性はあるのですか。

索(スオ) 今すぐビジネスをするということではなく、今回の展示は、当社のLTEに関する技術力(とくに世界初の商用TD-LTE基地局等)を日本の皆さんにご紹介するという展示です。

ご存じのように、LTEの標準には、TDD-LTE(TD-LTE)とFDD-LTEの2つの方式が標準化されており、世界のモバイル・キャリアがいずれかの方式を検討あるいは採用しています。

当社は、写真4に示すように、無線基地局においてはソフトウェア無線(SDR:Software Defind Radio、注2)をベースとしたUni-RANソリューションを 展開しています(写真4)

Uni-RANとは、Unified Radio Access Networks の略、すなわちソフトウェア無線(SDR)技術によって1つの基地局で統一的なプラットフォームを容易に実現することを可能とする技術です。例えば、Uni-RANソリューションによって、GSM、WCDMA(UMTS)、CDMA2000、TD-SCDMA、LTE、WiMAXなど、複数のプラットフォーム(複数の標準規格)を、容易に統一的に実装し運用することができるようになります。

ですから、日本で今すぐTD-LTEの基地局のビジネスを展開するというよりも、ZTEが提供するLTEソリューションの一つとして展示したのです。Uni-RANソリューションによって、TD-LTEの基地局でもFDD-LTEの基地局でも対応することは容易なのです。


写真4 SRD技術をベースにしたUni-RANソリューション(クリックで拡大)

写真4 SRD技術をベースにしたUni-RANソリューション


注2 SDR:Software Defined Radio、ソフトウェア無線。一般に携帯電話や、無線LAN、基地局など、周波数や帯域幅、変調方式などが異なる無線通信機器を、ハードウェアを変更することなく、ソフトウェアを書き換えることで対応させる技術。例えば、基地局の場合、個別のプラットフォームごとの専用のハードウェアではなく汎用的なハードウェアの上に複数のプラットフォームを実装させて、一つのハードウェア上に効率的で経済的なシステムを構築できる特長がある。


■ 現在開催中の上海万博(2010年5月1日〜10月31日)の中国館では、チャイナ・モバイルがTD-LTEの実証実験を行っていますが、ZTEも参加していますか。

索(スオ) はい。上海万博のTD-LTEの実証実験に、ZTEも参加しておりますし、ZTE以外にもファーウェイ、モトローラ、アルカテル・ルーセント、ダタンテレコム(大唐電信)などが参加しています。この実験においてZTEは、TD-LTEの基地局や端末を提供しています。上海万博会場では、会場のエリアを分け、各エリアを各ベンダーがカバーして実験しています。これは商用化サービスを前提にした実験ですが、現在チャイナ・モバイルからは、まだ明確なTD-LTEのサービス開始の時期は発表されていません。


≪2≫ZTEのグローバルなビジネス展開

■ 国際企業であるZTEは、ビジネスのグローバル展開をどのようにされていますか。

索 東輝(スオ ドン フイ)氏(ZTEジャパン 代表取締役社長)
索 東輝(スオ ドン フイ)氏
(ZTEジャパン 代表取締役社長)

索(スオ) ZTEのビジネスには大きく分けて、2つのビジネス・ドメインがあります。

一つは、ネットワークのインフラ・ビジネス(キャリアネットワーク)で、他の一つは端末ビジネスです。売上の割合からみると、売上の67%(3分の2)がキャリアネットワークで、端末が23〜24%、残りがソフトウェア開発とアウトソーシングです。アウトソーシングとは、オペレータ(キャリア)から運用のオペレーションのアウトソーシングを受けますが、そのようなサービス系のビジネスです。したがいまして、ZTEのビジネスは実質的には、売上の90%が通信インフラと携帯端末で構成されているということになります。

また、売り上げの約50%が海外で、約50%が中国となっています。

■ 中国のモバイルユーザーでは、どのようなアプリケーションが多く使用されていますか。

索(スオ) 中国の携帯電話の総数は7億8,650万台(2010年5月、中国工業情報化部発表)と、間もなく8億台を突破しようとしていますが、まだ2G(第2世代)のGSMのシェアが高いところがあります。これは3Gの普及率の高い日本の現状と大分異なるところです。このような背景もあり、現在中国では、日常的には、ショートメッセージとリングバックメロディ(RBM)が広く普及しています。

リングバックメロディとは、一般に電話をするとリングバックトーンが聞こえますが、それがトーンではなく音楽が流れるサービスで、日本では「発メロ」といわれているサービスです。また、マルチメディア時代を反映して、携帯電話同士で文字や音声・画像などを短いメッセージにして送受信できるMMS(Multimedia Messaging Service)も流行っています。現在、中国の通話料金が、従量制が多いこともあり、映像系のサービスは日本ほどではありませんが、これからは伸びていくと思います。

■ ZTEの日本市場をどのようにみておられますか。

索(スオ) 日本には、NTTドコモをはじめKDDI、ソフトバンク、イー・モバイル、ウィルコムさらにWiMAXサービスを提供するUQコミュニケーションズなどがありますし、固定系ではNTT東西があるなど、先進的な通信キャリアの国です。

国際的に見ましても、日本はとくに携帯通信サービスが非常に進んでいる市場ですので、ネットワークシステムや携帯端末を投入し、積極的にビジネスを展開していきたいと考えています。このようなことから、今回は、モバイルWi-Fiルータ(日本通信向け)をはじめ、2010年夏から秋にかけて発売予定の、ソフトバンクモバイル向けの「かんたん携帯840Z」や「みまもりカメラ」など日本向けの端末も展示しています。


写真5 ソフトバンクモバイル向け「かんたん携帯840Z」
写真6 ソフトバンクモバイル向け「みまもりカメラ」
写真5 ソフトバンクモバイル向け「かんたん携帯840Z」 写真6 ソフトバンクモバイル向け「みまもりカメラ」


≪3≫日本市場で2倍の売り上げを、携帯端末は世界で8000万台を

■ TD-LTEが普及してくると、同じTDD方式のWiMAXと競合するのではないかとみられていますが、いかがでしょうか。

索(スオ) はい。たしかにWiMAXがTD-LTEに取って代わられてしまうのではないか、という言われ方をしますが、そのようなことはありません。TD-LTEとWiMAXは、競合する部分はありますが、CDMA2000とWCDMAが共存しているように、TD-LTEとWiMAXも共存していくと思います。当社のWiMAXの基地局をUQコミュニケーションズに2010年内にパートナーを通じて納入する予定となっています。

こうした背景のもとに、金額は申し上げられませんが、ZTEは日本市場において、2010年は2009年の2倍以上を目指し、2011年にはさらに拡大していきたいと思っています。

■ 2009年の携帯電話の市場でZTEは、ノキア、サムスン電子、LG電子、ソニーエリクソンに続いてモトローラを抜いて6位(2008年)から第5位に躍進したと聞きます。

会場には新しい携帯端末(スマートフォン)が多数展示されていますね。

索(スオ) はい。お陰様で携帯端末は世界的なシェアを伸ばしています。今回は、さらにスマートフォン市場の拡大に向けて、エントリー機種からハイエンド機種にいたるAndroid搭載の携帯電話として、5機種を展示しています(写真7、表2)


写真7 展示されたエントリー機種からハイエンド機種に至るAndroid搭載スマートフォン機器など(クリックで拡大)

写真7 展示されたエントリー機種からハイエンド機種に至るAndroid搭載スマートフォン機器など


表2 Android OS搭載スマートフォン5機種と、環境に配慮したコンセプトフォン4機種
製品名 仕 様 特 徴
1 Android OS搭載スマートフォン5機種
Racer
(X850)
① OS:Android Donut(1.6)/Éclair(2.0/2.1)
② GSM/GPRS/EDGE:900/1800/1900MHz
③ HSDPA/UMTS:850(900)/2100 MHz
④ Bluetooth
スペイン、フランス等の欧州市場で発売され、すでに成功を収めており、エントリーレベル市場を対象としたZTEのクラシックAndroid携帯電話。
同一価格帯製品では、競争力の高いハードウェア/ソフトウェア仕様を実現。
Blade
(X880)
① OS:Android Éclair(2.0/2.1)
② GSM/GPRS/EDGE:850/900/1800/1900MHz
③ HSDPA/UMTS:850/900/2100 MHz
④ Bluetooth/Wi-Fi/GPS
抵抗膜方式の3.5インチ画面によるWVGAディスプレイ解像度に対応し、よりクリアで良好なタッチ・インターフェイスを実現。「Blade」は、さまざまな市場で近日中の発売を予定。
Smooth
(X950)
① OS:Android Éclair(2.0/2.1)/Windows Mobile 6.6
② GSM/GPRS/EDGE:850/900/1800/1900MHz
③ HSDPA/UMTS:850(900)/2100 MHz
④ Bluetooth/Wi-Fi/GPS
市販のAndroid携帯電話では珍しい、スライド型携帯電話。
Roamer ① ZTE Android phone
② UMTS /EDGE/GPRS/ GSM
③ Wi-Fi
「Roamer」と「Amigo」は、中価格帯のAndroid携帯電話で、さまざまな市場向けに形状と機能が異なる。
Amigo ① ZTE Android phone
② UMTS /EDGE/GPRS/ GSM
③ GPS
2 コンセプトフォン4機種
Fantasy 膨張式の軽量素材と生分解性可能バッグによる包装により、出荷量と輸送コストを削減。この包装は、携帯電話のケースとしても使用可能。
Flashing ユーザーの通常の動作を電気エネルギーに変換し、組み込みマイクロジェネレーター・モーターを備えた外付けドライブにより機器を駆動する。
これにより、時間や場所を問わず携帯電話を充電することができ、充電頻度とエネルギー消費量が削減される。
Magnolia 徒歩などのユーザーの日常的な活動によって生成される運動エネルギーを蓄積し、電気エネルギーに変換する。
Double 太陽光パネルを採用したソーラー型端末の新機種。充電効率は、他のソーラー型携帯電話の倍近くにまで向上。Webページや記事の閲覧時には、特殊な360度軸に沿って本体を回転させて、背面のタッチパッドを使用することで、ページの閲覧・回転が可能。


また、表2の下段に示すように、環境に太陽光パネルを採用したソーラー型端末や、徒歩などによって生成される運動エネルギーを蓄積し、電気エネルギーに変換して電源として利用するなど、環境に配慮したコンセプトモデルを4機種展示しています。

このようなスマートフォンのラインナップを背景に、携帯端末のビジネスでは、2009年(6000万台)から33%増の8000万台を目指して国際展開を図っていきたいと考えています。

■ 本日はありがとうございました。

(終わり)


【用語解説】

FDD:Frequency Division Duplexing、周波数分割複信方式。上りと下りを別々の周波数で通信を行う方式。〔例:WCDMA、CDMA2000、FDD-LTEなど〕

TDD:Time Division Duplexing、時分割複信方式。上りと下りを同一の周波数で通信を行う方式。〔例:TD-SCDMA、TDD-LTE(=TD-LTE)、WiMAXなど〕

TD-SCDMA:Time Division Synchronous Code Division Multiple Access 、TDD方式による同期符号分割多元接続。TD-SCDMAは中国から提案されITUで勧告化(標準化)された歴史的なIMT-2000(3G)の無線インタフェースのひとつ。

TD-LTE:TD-LTEは、TDD-LTE(Time Division Duplexing-Long Term Evolution、時分割複信方式LTE)の中国方式であり、チャイナ・モバイルが導入予定。3GのTD-SCDMA方式が同じTDD(Time Division Duplexing、時分割複信)方式あるため、TD-LTEはTD-SCDMAの拡張方式となっている。LTEの標準には、日本などで採用される予定の、FDD方式(FDD-LTE方式)もある。NTTドコモが2010年12月から開始するLTEサービスは、このFDD-LTE方式が採用される。


プロフィール

索 東輝(スオ・ドン・フイ)氏(ZTEジャパン株式会社 代表取締役社長)

索 東輝(スオ・ドン・フイ、Suo Dong Hui)氏

現職:
ZTEジャパン株式会社 代表取締役社長

 

【略歴】
1970年3月31日 生まれ(中華人民共和国 北京市)
1996年3月 立命館大学理工学部電気電子工学科卒業
1998年3月 立命館大学大学院修士課程修了
1998年4月 日本の大手通信機器メーカー入社
2007年9月 ZTE日本代表事務所
2008年4月 ZTEジャパン(株) ネットワーク営業担当部長
2010年5月 同社 代表取締役社長 


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