パーク24株式会社(以下:パーク24、東京都千代田区、代表取締役社長:西川 光一)とトヨタ自動車株式会社(以下:トヨタ、愛知県豊田市、代表取締役社長:豊田 章男)は、2015年2っ月25日、パーク24が展開する24時間いつでも必要な時間だけ車が利用できる「タイムズカープラス」のサービスと、トヨタが豊田市で実証運用する都市交通システム「Ha:mo」(ハーモ)※1で活用しているシステムおよびパーソナルモビリティ「TOYOTA i-ROAD」※2(以下:「i-ROAD」)を組み合わせたシェアリングサービスの実証実験を2015年4月10日から9月末までの約6カ月間にわたり東京都心部を中心に実施すると発表した。
同実証実験(「Times Car PLUS TOYOTA i-ROAD Drive」)は、商業施設や観光スポットなどへの移動を中心とする利用の状況や利用者の声をもとにサービスの有用性を検証する。パーク24が管理するタイムズステーション有楽町イトシアで「i-ROAD」を借りて走行した後、東京タワーや浅草、お台場パレットタウン、東京ドームシティなどの計5カ所に返却可能なワンウェイ型とする。実施されるシェアリングサービスは「タイムズカープラス」の法人会員および「TCPプログラム」※3のステージ2以上の個人会員が対象となっている。同会員向けウェブ予約画面から「i-ROAD」の空き状況を検索・予約ができ、初回乗車時のみ事前講習がある。料金は15分412円で、最大2時間30分まで利用することができる。
パーク24は、快適なクルマ社会の実現に向け、国内最大規模の駐車場ネットワークを活用しカーシェアリングサービス「タイムズカープラス」を展開。コンパクト車から輸入車、ワンボックス車までバラエティ豊かな車種を貸出車両としてラインアップし、会員数は43万人にのぼる。
トヨタは、2012年10月より、交通渋滞の緩和、大気汚染の解消など人にも街にも社会にも優しい移動の実現を目指し、クルマなどパーソナルな乗り物と公共交通機関を連携させる交通サポートシステム「Ha:mo」の実証運用を豊田市周辺の主要駅や公共施設等にステーションを設置して実施している。今回、公共交通機関が発達する大都市東京に「Ha:mo」の一部を試行的に導入して利用者ニーズの検証のほか、パーソナルモビリティの都心部での使い勝手や利用者の行動パターンの変化など、軽快で楽しく新感覚な走りを実現した新しいモビリティの適性を検証する。
◆「Times Car PLUS TOYOTA i-ROAD Drive」概要
- 期間:2015年4月10日~2015年9月末
- 指定場所等:
<貸出>
①タイムズステーション有楽町イトシア
<返却>
①タイムズステーション有楽町イトシア
②タイムズ駒形第2ステーション
③タイムズ東京ドームホテルステーション
④タイムズ東京タワーサイド第2ステーション
⑤タイムズパレットタウンパーキングステーション
- 台数:5台
- 利用料金:15分412円(税込)
展開場所概要図
◆「TOYOTA i-ROAD」概要
- 全長2345㎜×全幅870㎜×全高1455㎜
- 最高速度:60㎞/h
- 乗車定員:1名
- リチウムイオン電池を搭載した電気自動車(EV)
※1:経済産業省が行う「次世代エネルギー・社会システム実証事業」として採択を受け、「豊田市低炭素社会システム実証プロジェクト」の一環として、2012年10月より豊田市で実証運用を開始
※2:「コンパクトで爽快なモビリティ」をテーマに掲げ、バイク並みの使い勝手とクルマに近い快適性・安定性を両立させた3輪タイプの超小型電気自動車(EV)
※3:「タイムズカープラス」を“みんなのために”大切に使うとポイントがたまり、ポイント数に応じたステージごとに優遇サービスが受けられるポイントプログラム。月間の利用金額の他、急加速・急減速等のないエコドライブや給油の実施、キレイな利用等によりプラスポイントがたまる。
TCPプログラムの詳細